岩田剛典と新田真剣佑が初共演、映画『名も無き世界のエンドロール』が2021年に公開される。

数々の著名作家を輩出し、新人の登竜門的文学賞でもある「第25回小説すばる新人賞」を受賞し鮮烈なデビューを飾った行成薫による同名原作を映画化。お互いに親がいないキダとマコトは、少年期に出会い、支え合いながら平和に生きてきた。だが、“ある事件”をきっかけに、2人の人生は大きく変わってしまう。自分たちの運命を変えた不条理な世の中に復讐するため、キダは裏の社会、そしてマコトは表の社会で、10年もの時をかけ社会の底辺から必死でのし上がっていく。

主演を務めるのは、EXILE、三代目J SOUL BROTHERSのパフォーマー活動を中心に、数々の映画やテレビドラマへ出演し、多方面で魅力を放ち続ける岩田剛典。その優しいマスクで女性のハートを掴み続ける岩田が、大事な友のために裏社会に飛び込み、殺人をも厭わない“闇の交渉屋”としてのし上がっていく男・キダを演じ切る。今まで見たことのないほどの“ハードボイルド”な男を見事に体現し、俳優としての新境地を切り開く。

岩田演じるキダの唯一の家族ともいえる幼馴染みのマコトを演じるのは、その確かな演技力で、近年、様々な映画・ドラマに出演を続けている新田真剣佑。“ある事件”をきっかけに人生を狂わされるも、キダの力を借りながら会社経営者となり、表舞台でのし上がっていくストイックな男を演じる。

今回、初共演となる岩田と新田だが、劇中では単なる親友以上の厚い信頼と固い絆を見せ、まさに“2021年最高のバディ”と言えるほど息の合った名演を贈る。監督は、ドラマ「メゾン・ド・ポリス」「絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜」や、映画『累-かさね-』『ういらぶ。』などで知られる佐藤祐市が務める。

岩田剛典 コメント

今回、僕が演じたキダという役は、両親がいない家庭に育ち幼少期からの数少ない友人をずっと大切にしている友達想いな人間です。大人になってからも、常に幼なじみを想い、目的のために手段を選ばない闇の交渉屋として働きますが、どこかアクセルを踏み切れずにいるもやもやとした葛藤を抱えながらも、計画遂行のために突き進んでいくような役柄でした。

初共演のまっけん(新田真剣佑)は、マコトという役柄に象徴されるような天真爛漫さが印象的でした。

新田真剣佑 コメント

この物語は復讐劇であり、その復讐におけるキーとなる人物です。

僕が演じたマコトは色々なことを抱えた青年の役で、一度離れ離れになった岩田さん演じるキダとあることをきっかけに再会することから物語が始まります。

岩田さんとは初共演でしたが、以前、授賞式でお会いしており、今回ご一緒できて、とても嬉しかったです。

今回初めて劇中でマジックにも挑戦しており、現場で必死に練習した記憶があります。

名も無き世界のエンドロール、ぜひ楽しみにしていてください。

佐藤祐市監督 コメント

大概の物語という物には「トリック」が仕掛けられています。

この作品にも大きなトリックが有ります。

そして劇中には「ドッキリ」という言葉で表現される小さなトリックも登場します。

要は観客を上手に騙し、作品をより楽しんでいただく、という事だと僕は思います。

巧く表現出来れば素晴らしい効果を発揮し、観客を更に深く作品の世界に導く事が出来る。

ただ、計算通りに観客に観せ切ると言うのは、本当に難しいことだな、と今回つくづく感じました。

果たして今回の「トリック」が、どの様に観客に伝わるのか?

期待と不安が入り乱れる感覚ですが、「早く観て頂きたい!」というのが正直な気持ちです。

是非、公開を楽しみに。

行成薫(原作)コメント

タイトルに“エンドロール”とあるように、本作は映画というものを意識しながら書き上げた作品でした。

今回、映画化されることとなり、頭の中に漠然と思い浮かべていた映像がスクリーンで観られるということに、とてもわくわくしております。

作中、キダとマコトという二人のキャラクターは、10年という歳月をかけてある想いを遂げようとしますが、思えば、この作品を書き始めたのも、映画公開の10年前、2011年のことでした。

キダとマコト、二人の10年越しの想いがどういう結末に至るのか、そして、僕の10年越しの夢がどういう形になるのか、皆さんと一緒に体験できることを楽しみにしています。

映画『名も無き世界のエンドロール』は2021年に全国公開

(C)行成薫/集英社 (C)映画「名も無き世界のエンドロール」製作委員会

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