嵐

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 実の兄弟で大のジャニーズファン! ジャニーズモノマネを得意とするお笑いコンビ・ジャガーズと、ジャニーズ事務所を丸ごと応援し続けて20年越えのジャニヲタライター・みきーるさん。『野ブタ。をプロデュース』や『JIN-仁-』など再放送ドラマが話題となる中、もう1度見たいドラマについて、アツ〜く語ってもらいました。今回は嵐編! 懐かしのものから最近のものまで、出てくる出てくる“名作”の数々。濃いジャニヲタ対談をお届けします。 ※取材はオンラインにて行いました

みきーる「新型コロナの影響が続く中で、今、考えると予言的中だったなって思うのが、KinKi Kids主演の『ぼくらの勇気 未満都市』('97年)。嵐からは相葉(雅紀)くんと松本(潤)さんが出演されていて」

【かわいい写真】初々しい! デビュー会見時の嵐

ともひろ 「僕らも見てました。ウイルスが付着した人工衛星が落下して、そこから感染が広がっていく……みたいなストーリーでしたよね」

みきーる「そうそう。大人は死んでしまって、未成年だけが生き残っていくっていう。そこは今の状況とは違うけど、町が封鎖されたり、日用品が品薄状態になってパニックが起こったりっていうのは、なんか今のこの過酷な状況と重なりません?」

ちーやん「確かに。怖いですね。子どものころって、そんなにウイルスとか意識してなかったけど、こんなにリアルに未満都市を体験することになるとは……!」

みきーる「今、私たちってLINEとかZoomで繋がってる感じがあるけど、あのころって携帯も1人1台持ってるか持ってないくらいだったから、深刻だよね。今だと電話線とか切られたとしても、“Wi-fiあるし!”ってなるから(笑)」

ともひろ「当時の作品は、何かとすぐに追い詰められてますからね(笑)」

ちーやん「そういえばこの作品、(元ジャニーズJr.の)小原裕貴くんも出てましたね!」

みきーる「懐かしい。穴沢(真啓)くんとかも出てたし、将来の活躍を予感させる人たちが出演していた気がします。あのときの潤くんって、すごく幼い感じで。相葉くんはチャラっとした役柄。今の2人のキャラとはまた全然違いますよね」

ともひろ「松潤の成長ってドラマを見ているとよくわかるんですよ。『未満都市〜』はまだちっちゃくて、可愛いんですよねぇ。で、『Vの嵐』('99年)のあたりもまだ幼いんだけど、徐々にかっこよくなっていく姿が見えてくる。そこから『ごくせん』('02年)あたりで、急に大人びてきて。ドラマで成長を追うのも楽しい!」

みきーる「あんな幼かった子が……」

ともひろ 「こんな役やっちゃうの!? みたいな(笑)」

次に金田一をやるなら、誰!?

みきーる「松本さんだと『金田一少年の事件簿』('01 年)の2代目もやってますよね。(初代で演じていた)堂本剛さんのときよりも、少し色気のある金田一になった。松本さんから亀梨(和也)さん、そして山田涼介さんにバトンタッチしていって」

ともひろ「選ばれし者がやっているイメージ。ジャニーズ街道といいますか(笑)」

ちーやん「次、もしやるとしたら誰だと思う?」

ともひろ「ケンティー(Sexy Zone・中島健人)とか、合いそう!」

みきーる「あ〜! また新しい金田一像ができそうですね。井上瑞稀くんとか高橋優斗くん(2人ともHiHi Jets)とか、そのあたりもいいな」

ちーやん「僕は、美 少年の那須雄登くんとかいいなって」

ともひろ「めっちゃ、いい(笑)」

みきーる「松潤っていうと料理人のイメージも強くて。『バンビ〜ノ!』('07年)、『失恋ショコラティエ』('14年)。あと料理系ではないけど『99.9-刑事専門弁護士-』('16年)とか。料理する姿が見られるのは、うれしい〜」

ちーやん「ジャガーズはプロレスも好きなんですけど、『99.9〜』は毎回プロレスネタが入ってて。新日本プロレスのジャージを作ってる人が知り合いにいるんですけど、ドラマで紹介されたらめっちゃ売れたらしいです(笑)。即完売!」

ともひろ「僕、松潤がドラマでそのジャージを着た直後に、同じジャージを着てブログにあげましたから!」

社会現象を巻き起こした
「名作」が誕生!

みきーる「さすが(笑)。では、大野(智)くんの作品だと、どうですか?」

ちーやん「僕は、『歌のおにいさん』('09年)かな。大野くんが、子ども番組の歌のおにいさんになっちゃうやつ。その設定だけで、もう面白いじゃないですか。関ジャニ∞の丸ちゃん(丸山隆平)も出てて。すっごく好きだった!」

ともひろ「CDも出してたよね。(役名の)矢野健太で」

ちーやん「そうそう、昔のカセットテープでいうA面B面みたいな感じで、『歌のおにいさん』と櫻井(翔)くんが出てた映画『ヤッターマン』の曲が収録されてて。あぁ、懐かしいな〜。僕、『歌のおにいさん』とか、同じく大野くんが演じた『怪物くん』('10年)とか。わかりやすい作品が好きなんです」

みきーる「あれ? 大野くんって、『死神くん』(‘14年)もやってましたよね?」

ともひろ「そうそう。大野くんは『死神くん』とか『魔王』('08年)とか特殊なタイトルが多い中で、その流れで『歌のおにいさん』とかもやってるから、振り幅が(笑)」

みきーる「あ〜、『魔王』! その大野くん、すごい好きなんですよ。生田斗真さんに復讐していく、バチバチの関係。大野さんならではの“陰”な感じが、なんかドキッとする」

ともひろ「『魔王』は、このときを代表する作品だったと思います」

ちーやん「そうだ、大野くんが小さいときの写真、持ってます!(と、写真を取り出す)」

みきーる「かわいい〜〜〜〜〜!!!」

ちーやん「昔、ジャニーズショップで買いました」

みきーる「ちょっと余談ですが、ジャニーズショップの写真って、ロゴが入ってるじゃないですか。公式の。彼氏っぽい写真を買って“素敵!”って夢に浸ってても、このロゴマークで一瞬で現実に引き戻される。あぁ〜私のじゃないんだなって(笑)」

ともひろ「あるあるですね(笑)」

みきーる「はい……(笑)。続いて、櫻井くんの作品とかどうですか?」

ちーやん「今、みんなステイホームで家にいるじゃないですか。お父さん、お母さんと一緒に見るなら『家族ゲーム』('13年)。僕らの世代は長渕剛さん主演でドラマをやっていたんですよね。だから家族みんなで楽しめるかなって」

みきーる「長渕さんとはまた違った、櫻井さんなりのキャラクターを築いたよね。私は『謎解きはディナーのあとで』('11年)です!」

ともひろ「執事の役、よかったです! (ヒロインを演じた)北川景子さんとの掛け合いも」

みきーる「もう9年も前の作品なんですよ。そのくらいから執事というものが世間に定着して、執事カフェとか、執事ブームが来た気がする」

ちーやん「執事カフェかぁ。(櫻井が演じた役名の)影山さんがお店にいても冷たくされそうだね(笑)」

みきーる「私はやっぱり、V6の岡田(准一)くんも出ていた『木更津キャッツアイ』('02年)も好きですね」

ちーやん「あれ、何年前ですか?」

みきーる「'02年なので……なんと18年前です。今の高校生が生まれたときくらい(笑)」

ともひろ「今の高校生、知らないってこと!? 信じられない。岡田准一さんと櫻井くんの共演で、脚本が宮藤官九郎さん! 今思うと錚々たるメンツですよね。あれで木更津の名が全国に知れ渡ったよね。一種の社会現象を巻き起こしたというか。今、放送しても絶対に人気が出ると思うな〜」

まだまだ続く、ジャニヲタ対談。『花より男子』『流星の絆』『きみはペット』など、“懐かし〜!”と、思わず声を上げたくなるあの名作たちが続々! 気になる後編は、近日公開。

<プロフィール>
■ジャガーズ
兄・ちーやん◎1976年7月8日生まれ。すべてのジャニーズグループのファンクラブに加入。グッズは絶対に買いたい派で、チケットは弟の分も毎回買ってあげる。
弟・ジャガーともひろ◎1982年1月24日生まれ。初めて参戦したジャニーズのコンサートは、1998年に開催されたジャニーズJr.初の単独コンサート『素顔』。
■みきーる
ジャニヲタ・エバンジェリスト。ライター・編集者。グループを問わずジャニーズアイドルを応援する事務所担。応援歴は25年超、3日に1度は現場参戦。著書に、『ジャニヲタあるある』(青春出版社)、『ジャニ活を100倍楽しむ本!』(青春出版社)など。