配布スタート メルカリにも拒否されたアベノマスクの「評判」

写真拡大 (全2枚)

 コロナ禍で不織布マスクの極度の品薄が続いている。そうした中、アベノマスクの配布が17日から始まった。

緊急経済対策に盛り込まれた全世帯に布製マスク2枚を配布するもので、コストは466億円。

費用対効果に世論の反発は強まる一方だが、不用品を出品するフリーマーケットでも拒否されるのだから、冗談にもならない。

・今すぐ読みたい→
韓国、台湾では配給制なのに・・・「全世帯に2枚配布」アベノマスクに非難ゴウゴウ https://cocokara-next.com/topic/abeno-mask/


 フリマアプリ大手のメルカリは14日、アベノマスクの出品禁止を発表。違反行為が認定された場合は、商品の削除やアカウントの利用制限などの措置を取るという。インターネットオークションサイト「ヤフオク!」運営元のヤフーも14日、「禁止物に該当する」として、出品を控えるように利用者に求めた。

「3月15日に『国民生活安定緊急措置法』の政令が改正され、マスクの高額転売が禁止された。違反すると1年以下の懲役か100万円以下の罰金が科されます。国民に無料配布されたマスクの転売もそれに該当するとの解釈もできますが、メルカリやヤフーの対応は政府の顔色をうかがった面が大きい。大量出品、大量売れ残りなんて事態になれば、それはそれで大騒ぎになるでしょうから」(経済部記者)

 行き場を失ったアベノマスクだが、実物の評判もはやはり散々だ。「とにかく小さい。子どもの時の給食マスクのような形状で、鼻と口を覆うのが精いっぱい。アゴはカバーできないし、話すとすぐズレてしまいます。安倍首相が時々しているちっちゃなマスクとほぼ同じ。正直言って、いらないです」(都内在住者)

 安倍首相は「需要はある」と言い張っているが、閣僚で小さな布製マスクを着けているのは皆無。みな不織布マスクでしっかりガードしている。やっぱり、不便だからなのか。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

・今すぐ読みたい→
韓国、台湾では配給制なのに・・・「全世帯に2枚配布」アベノマスクに非難ゴウゴウ https://cocokara-next.com/topic/abeno-mask/