【MLB】メジャーに激震、Rソックス・コーラ監督が電撃退任 「決別することが球団にとって最善」
2020年シーズンを前にアストロズ、レッドソックスの監督がチームを去る異常事態に
アストロズに続きサイン盗み疑惑の目を向けられていたレッドソックス。アレックス・コーラ監督は14日(日本時間15日)、退任することが決まり球団はコーラ監督との共同声明を発表した。
2017年当時、アストロズのベンチコーチを務めていたレッドソックスのアレックス・コーラ監督。18年にはレッドソックスの監督に就任して初年度でいきなり世界一に輝いた。そのレッドソックスにも“サイン盗み”疑惑が浮上しており、調査が完了してからの処罰となる見通しとなっていた。
疑惑の目を向けられているレッドソックスだが、球団とコーラ監督は共同声明を発表。まず、コーラ監督の退任を発表し「調査結果とコミッショナーの決定を受け、アレックスが今後この球団を効果的に率いることができないと決断を下し、決別することで同意しました」と説明。
コーラ監督も球団を通じ「本日、決別することが球団にとって最善だと意見が一致しました。この先レッドソックスの邪魔になりたくありません。監督としてのこの2年間は人生で最高の時間でした。このチームを指揮したこと、ワールドシリーズタイトルをボストンに持ち帰ることに貢献できたことは光栄でした。選手として、監督として、プエルトリコ支援についてもサポートしてくださった球団とファンの皆様にずっと感謝し続けます。ここは特別な場所です。球界に他にこのような場所はありません。絶対に忘れません」とコメントを発表した。
MLB機構はアストロズのサイン盗み疑惑で調査結果を公表しジェフ・ルーノーGMとAJ・ヒンチ監督に1年間の出場停止処分(無報酬)を発表。球団はこれを受け2人を解任していた。2020年シーズンを前にアストロズ、レッドソックスの監督がチームを去る異常事態となっている。(Full-Count編集部)