アングラーズデザインが入居していたビル(帝国データバンク撮影)

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 アングラーズデザイン(株)(TDB企業コード:960541311、資本金500万円、東京都台東区千束1-18-14、代表上田光昭氏)は、12月16日に事業を停止し、事後処理を草葉隆義弁護士(東京都豊島区東池袋4-3-9、草葉法律事務所、電話03-5911-5390)へ一任した。今後、自己破産を申請する見込み。

 当社は、2010年(平成22年)3月に設立された釣具用品の企画・販売業者。主にライフベストやウェーダー(胴長靴)、ソックス、レインコート、キャップなどの釣具関連用品を取り扱っていた。

 各商品とも中価格帯の自社ブランド「Anglers-Design」で展開、釣り人の身を守るための安全性の高い商品を基本コンセプトに企画・デザインを当社が手がけ、製造はすべて外注に委託し、釣具用品を取り扱う問屋や釣具店をチェーン展開する小売業者へ販売していた。また一般個人向けにインターネット通販も手がけ、2018年2月期には年売上高約1億1700万円を計上していた。

 しかし、需要が減退するなか財務面では過去からの累損を抱えて債務超過の状態が続き、厳しい資金繰りを余儀なくされていた。

 負債は2018年2月期末時点で約8700万円。