2019年1月から放送されたKDDIのCM「一緒にいこう」篇のワンシーン(プレスリリースより)

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視聴者の印象に残るCMは、携帯電話会社のものばかり?――CM総合研究所が発表した2019年(2018年11月〜2019年10月)の年間CM好感度ランキング(BRAND OF THE YEAR 2019)からは、こんな感想も聞こえそうだ。

好感度トップ10のうち、auブランドのKDDIが5年連続でナンバーワンとなったほか、2位がソフトバンク、3位がNTTドコモと携帯電話大手3社が上位に並んだ。

「高杉くん」シリーズも好評で地位盤石

CM好感度ランキングは2019年度に東京のテレビキー局5社でCMを放送した2467社6922銘柄1万4829作品を対象に、CM総合研究所が関東1都6県在住の一般モニター男女3000人に対して調査を行った。

5年連続で1位になったKDDIといえば、俳優の松田翔太さん、桐谷健太さん、濱田岳さんがそれぞれ桃太郎、浦島太郎、金太郎を演じる「三太郎」シリーズ。2015年のスタートから5年目となった19年もその強さは変わらず。さらに今回は「神木隆之介さんらが出演する『意識高すぎ! 高杉くん』シリーズも好評だった」という。池田エライザさん扮する親指姫の登場も話題になった。

KDDIは「ワクワクを提案し続ける会社として、今後も視聴者の皆さまの期待に応えられるよう、楽しんでいただけるようなCMを展開していきたい」とコメントした。

2位はソフトバンクで、「アーティストとのコラボ楽曲をBGMに広瀬すずさん、吉沢亮さんらが出演するCMや、岡田准一さんらが"ギガ不足"に悩む"ギガ国"を旅するCM、上戸彩さんら出演の『白戸家』シリーズなどが快走した」という。

3位のNTTドコモは「星野源さん扮する星あゆむがドニマル(新田真剣佑さん)、コスモフ(長谷川博己さん)、モンジュウロウ(浜辺美波さん)という3匹のキャラクターをプロデュースする『星プロ』シリーズが好調だった」という。

携帯3社がトップ3を占めるのは、CM総合研究所によれば4年連続だ。その覇権を揺るがすようなCMは、果たして登場するのか――。

「アタックZERO」が次点に食い込む

携帯3社に続く4位には花王の「アタックZERO」が入った。同社のトップ10入りは初めて。花王は松坂桃李さん、菅田将暉さん、賀来賢人さん、間宮祥太朗さん、杉野遥亮さんが洗濯好きの社会人サークル「#洗濯愛してる会」のメンバーを演じるシリーズCMを4月1日から放送。「CMは彼らが商品の洗浄力の効果を検証する姿や、新しい形状のボトルの使い方を試す様子を描く内容で、主婦層を中心に圧倒的な支持を獲得した」という。

5位はハズキルーペ、6位はソフトバンクの「Y!mobile」、7位はIndeed Japan、8位は東京ガス、9位はリクルートジョブズの「タウンワーク」、10位はガンホー・オンライン・エンターテイメントの「パズル&ドラゴンズ」だった。

8位の東京ガス「ずっとも電気」は、深田恭子さんがアニメ「うる星やつら」のラムちゃん、寺田心さんがテンちゃんに扮するCMで多くの支持を集めた。「30代から50代を中心に票を伸ばし、前年度の3倍を超えるCM好感度を獲得した」という。

10位のガンホー・オンライン・エンターテイメント「パズル&ドラゴンズ」は「嵐が自身の楽曲『NOW or NEVER』に合わせてドロップの動きなどをモチーフにしたダンスをするCMが、2017年の放送開始から継続して好評価を獲得。ゲームキャラクターのトラゴンが鼻からドロップを出すCMもヒットした」という。