森保一監督(撮影:森雅史/日本蹴球合同会社)

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14日のワールドカップ2次予選・キルギス戦、19日のキリンチャレンジカップ・ベネズエラ戦に向けて、森保一監督はターンオーバー制を導入しました。また、17日にU-22コロンビア代表と親善試合を行うU-22日本代表には、これまで日本代表に入れていた堂安律と久保建英を招集しています。

僕はこのメンバー選考がとてもいいと思っています。特に、これまで日本代表はある程度固定されていたので、ベネズエラ戦はなかなかアピールの機会が与えられていなかった選手にとって大きなチャンスになります。

また、両カテゴリーで選手を共有しているこの選考の方法は、森保監督が日本代表と五輪代表の監督を兼任しているから出来ることです。日本には2002年日韓ワールドカップを前にフィリップ・トルシエ監督が両チームの監督を兼任し、成功した例もあります。2022年カタールワールドカップでも、2002年のときと同じように五輪世代がボトムアップして日本代表に入ってきてくれることでしょう。

森保監督にかかる負担を心配する声もあります。今回もキルギスから帰国するとすぐにU-22日本代表の練習を指導して試合の指揮を執り、その直後にまた日本代表に合流するスケジュールになっているようです。

もっとも、これは就任するときからわかっていたこと。森保監督は何の言い訳もしないでしょう。ただ、日本サッカー協会は少しでも監督の負担が減るようにサポートして欲しいと思います。

僕が1つ心配なのは、来年の五輪に向けて、現在のU-22日本代表チームがどのくらい活動できるかということです。チームを作り上げるために、できる限り時間を重ねたいのが本音でしょう。ですが海外で活躍する選手は、アンダーカテゴリーの活動に対して招集しやすいとは言えません。さらにインターナショナルマッチデーにはワールドカップ予選があります。日本サッカー協会は当然のように日本代表のほうによりプライオリティを置くはずです。ならばこういうターンオーバーや12月のE-1選手権を使って五輪世代を強化してほしいと思います。