大坂なおみ 決勝の相手パブリウチェンコワとは。今大会シード勢を2人撃破

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「東レ パン・パシフィック・オープン」(日本・大阪/9月16日〜22日/ハードコート)女子シングルスで、2年連続の決勝進出を決めた第1シードの大坂なおみ(日本/日清食品)。決勝の相手は世界41位のアナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)だ。今回はそのパブリウチェンコワを紹介する。

パブリウチェンコワは現在28歳で、自己最高位は2011年に記録した13位。2006年「全豪オープン」ジュニアの部でシングルス、ダブルスともに優勝し、弱冠14歳でITFジュニア1位となった。その後プロに転身してからランキングを駆け上がってきたが、近年は30〜40位前後が定位置となりつつある。


シングルスのタイトルは12個あるが、直近に獲得したのは2018年の「ストラスブール国際」で、それ以降は今年の「全豪オープン」で準々決勝に進出した以外は華々しい成績は残せていない。


しかし、今大会では1回戦からすべてストレート勝利を挙げており、2回戦で世界8位のキキ・バーテンズ(オランダ)、3回戦で土居美咲(日本)、そして準々決勝では世界15位のアンジェリック・ケルバー(ドイツ)をそれぞれ破っての勝ち上がり。


過去の大坂との対戦は2017年に1度だけで、そのときは大坂がストレートで敗れている。


雨天順延の影響で準々決勝、準決勝とダブルヘッダーの試合を勝利してきた大坂とパブリウチェンコワ。両者ともに疲労が溜まっているかもしれないが、決勝にふさわしい試合をしてくれることに期待したい。


大坂が「大阪で大坂が勝つ」を実現することができるのかどうかも注目される決勝は、本日の大会最終日、正午に試合開始予定。


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【パブリウチェンコワのプロフィール】


■生年月日
1991年7月3日(28歳)


■身長
177cm


■利き腕/バックハンド
右/両手


■「東レ パン・パシフィック・オープン」過去最高成績
準優勝(2017年)


■キャリア通算シングルスタイトル数
12個


■2019年の「東レ パン・パシフィック・オープン」前までの戦績
12勝16敗



(テニスデイリー編集部)


※写真は「東レ パン・パシフィック・オープン」でのパブリウチェンコワ
(Photo by Koji Watanabe/Getty Images)