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最新のPepperの導入実績数は2500社となった。

PepperはAndroidOSに対応し、いくつかの機能が進化して「Pepper for Biz 3.0」にバージョンアップされている。以前、ロボスタの記事でもPepper進化のポイントをお伝えしたが、「SoftBank World 2019」ではPepperの改良点がセミナーやワークショップで紹介された。

●Pepperはどこが進化したか?

Pepperの新機能や機能の強化ポイントは、講演プログラム「3年間の実績から生まれた新型Pepperとは〜コミュニケーションロボットの社会実装〜」で紹介され、展示会場の奥のワークショップコーナーでも1日数回、紹介された。

雑談の例をあげよう。観光案内やトイレの場所などを案内できるPepperを配置したにもかかわらず、観光客が「食べ物は何が好き?」といった日常会話には対応ができなかったため、会話が継続せず、観光客もPepperとの会話をすぐに諦めてしまう。

中国語での雑談対話の例。観光客が好意を寄せて「好きな食べ物は?」と聞く

新機能ではこれに対して「電気」と回答し、会話を継続できる

●観光ソリューションとして活用して欲しい

同社はこの新しくなった会話機能を、例えば「観光ソリューション」等に活用して欲しいと考えている。

2020年の訪日外国人(インバウンド観光客)は4000万人にのぼると推定されている。観光業界はその対応に追われている。そのひとつが情報提供だが、課題となっているのは外国語だ。観光客が使う言語は主に英語と中国語が多い。韓国語にも対応できれば、概ね9割がカバーできるとしている。

とはいえ、外国語に対応する方法として、外国人スタッフの雇用やバイリンガルのスタッフ雇用が考えられるが、どちらもコスト高に繋がるし、そもそも人手不足が叫ばれている中では簡単なことではない。そこで翻訳機かロボットの出番だが、ロボットは利用するのに壁が少なく、タブレットやサイネージ等の画像や動画と連携した効果が期待できる。

同社は、Pepperの多言語対応によるコンシェルジュを提案する。Pepperの雑談は英語・中国語でも1000通りの雑談会話を用意した。

また、3社対話による通訳機能も提供していく予定だ。つまり、店頭で来店客に中国語で話しかけられたとき、Pepperを通じて通訳のオペレータと接続し、オペレータを通じて通訳をしてもらう方法。既に数年前からサードパーティが実現している機能だが、新しくなったfor Biz3.0環境でPRを行っていく。

PH1(フェーズ1)では、店員と外国人観光客との間にPepperを通じた「遠隔オペレータ」が入って3者で会話をする。将来はPepperとAIがすべて多言語会話を受け持ったり、Pepperがオペレータにスイッチして会話を継続する、という方向にも向かう予定だ

この機能は今秋に提供を開始する予定だ。

(ロボスタ編集部)