日本代表FW岡崎慎司【写真:Football ZONE web】

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24日のコパ・アメリカ第3戦エクアドル戦、2点以上奪っての勝利で決勝T進出

 森保一監督率いる日本代表は、現地時間24日のコパ・アメリカ(南米選手権)グループリーグ第3戦でエクアドルと対戦する。

 日本はエクアドル戦で2点以上奪って勝利を挙げれば決勝トーナメント進出が決まるなか、ベテランFW岡崎慎司(レスター・シティ)は「自分らがすべて出せれば良い結果につながる。シンプル」と必勝を誓う。

 17日の初戦チリ戦で0-4と大敗した日本は、続く20日のウルグアイ戦で2-2ドロー。2試合を終えた日本は1分1敗(勝ち点1、得失点差−4)で3位につける。

 今大会は3グループに分かれており、グループ2位までの2チームに加え、各3位チームの成績上位2チームが決勝トーナメントに進出するなか、他グループの結果を受けて日本の進出条件が決まった。日本はエクアドル戦で2点以上奪って勝利すれば3位となり、成績上位2チームに入って突破となる。2位の可能性も残すが、チリ戦でウルグアイの大敗が必要となるだけに、3位突破が現実路線だ。

 エクアドル戦で“2点以上奪っての勝利”という明確な条件が見えているなか、33歳FW岡崎は「相手は関係ない」と言い切る。

「自分らがすべて出せれば良い結果につながる。シンプル、何も考えることがない」

ロシアW杯のポーランド戦に言及 「なかなか難しい試合だったけど…」

 そうした状況のなかで岡崎が挙げたのが、昨夏のロシア・ワールドカップ(W杯)の一戦だ。初戦でコロンビアに2-1と勝利し、続くセネガル戦で2-2ドローを演じた日本は、第3戦ポーランド戦で難しい決断を迫られた。

 先制点を献上したなか、終盤の日本はリードを許した状況ながらパス回しを選択。セネガルと勝ち点・得失点差・得点数ともに並び、フェアプレーポイントで優位に立っていた日本は、他会場の様子を伺いながらそのまま試合を終えて決勝トーナメント進出を果たした。

 岡崎は「ワールドカップのポーランド戦とかは、なかなか難しい試合だったと思うんですけど、それに比べたら今の自分たちは全部出し切るだけ。すごくシンプル」と言い放ち、一切の迷いがない。エクアドル戦で“2点以上奪っての勝利”を手繰り寄せ、決勝トーナメント進出を決められるか。

 勝ち上がった先には開催国ブラジル(現地時間27日)が待っている。(Football ZONE web編集部・大木 勇 / Isamu Oki)