大日本印刷がJリーグの試合会場で見つけた新たな商機
この一環で設置されたのが同販売機だ。キャッシュレスのメリットとして、端末をかざすだけで、「駅の改札をICカードで通過するように支払いを効率化できる」(大日本印刷)。運営者側は釣り銭がなくなるため管理が楽になることに加え、価格を「120円、130円のような端数に設定しやすい」(同)のも特徴だ。
想定以上の注目度に驚いたという沼野芳樹執行役員は、「試合前やハーフタイムの時間を利用した、新しいビジネスに期待できる」と手応えを口にする。ICカード事業を手がける同社にとっても新たな商機が開ける。
日本のスタジアムは現状、収入源が入場料と飲食店などに限られる。今回の玩具販売機のような企画を打ち出せれば、スタジアムは新たな稼ぐ手段を手にする。その利益はスポーツに再投資して競技を発展させられる。
提携先のつつうは、益基樹脂(埼玉県三郷市)の関連会社。樹脂部品加工に加え、自社製品の展開に注力する中小企業。益基樹脂にとっても新たな挑戦だ。
(文=大阪・平岡乾)
