東武鉄道が東上線でダイヤ改正を実施。「川越特急」を新設するほか、「TJライナー」は座席指定制に変更して料金を改定します。また、土休日午前の下り森林公園行き快速急行は、運転区間の延長が予定されています。

終電繰り下げも実施

 東武鉄道は2019年1月29日(火)、東上線で3月16日(土)にダイヤ改正を実施すると発表しました。


ダイヤ改正後で「川越特急」が加わったあとの停車駅一覧(画像:東武鉄道)。

 池袋〜森林公園・小川町間では「川越特急」の運転を開始。車両は「TJライナー」などの50090型電車をクロスシート(座席が進行方向を向いた状態)で使用し、池袋〜川越間を最短26分で結びます。特急料金は不要です。時刻は次のとおり。

●土休日
・下り(池袋発 小川町行き)
池袋発:10時00分、11時00分
・上り(森林公園発 池袋行き)
川越発:16時22分、16時52分、17時22分、17時52分

●平日
・下り(池袋発 小川町行き)
池袋発:10時00分、11時00分
・上り(森林公園発 池袋行き)
川越発:16時52分、17時52分、18時52分

「TJライナー」は、ダイヤ改正に合わせて、座席定員制から座席指定制に変更されます。現在の着席整理料金は下りが310円、上りが410円(ふじみ野発は310円、いずれも子ども同額)ですが、新たに設定される座席指定料金は、下りが360円、上りが460円(ふじみ野発は360円、いずれも子ども半額)です。列車は、平日が池袋発17時30分、土休日が池袋発21時30分、22時00分に増発されます。

 土休日の午前に東京メトロ副都心線から直通運転している下り快速急行は、3本の行き先が従来の森林公園から小川町に変更。これにより森林公園での乗り換えが解消されます。

 土休日の池袋発 川越市行き終電は、現在の池袋発0時15分から15分繰り下がり0時30分に。上りも小川町発 池袋方面行きと、川越市発 池袋方面行きの終電時刻がそれぞれ繰り下がります。

 このほか越生線でも一部列車で運転時刻が変更される予定です。

【写真】クロスシートの「川越特急」「TJライナー」


クロスシートで運用される「川越特急」「TJライナー」の車内イメージ(画像:東武鉄道)。