「上司からゲームのフレンド申請来た」距離感の読めない上司が面倒過ぎる「気を遣うのダルい」
よっぽど気の合う同士でなければ、社会人にとって上司との関わりなんて職場だけで良い。休日も一緒にいたら、休んだ気もしないというものだ。
しかし、一部の空気が読めない上司らは、「レクリエーションは大事! 飲ミニケーション最高!」とばかりに、オフの日も部下に絡んでくる。そしてそのほとんどが、まさか自分が「ウザいなコイツ」と思われているなんて考えてもいない。「休日も部下を構ってあげられる良き上司」と自画自賛しているのだ。
こういうオンとオフの区別をつけることが出来ない上司たちはめんどくさい。気乗りしない誘いを、角を立てずに断るのは結構ハードなのだ。(文:松本ミゾレ)
既に一緒にパチンコさせられているのに、ゲームでも絆を深めようとする上司
先日5ちゃんねるで「【悲報】ワイ、会社の先輩からSwitchのフレンド登録を申し込まれてしまう。」というスレッドを発見した。スレ主は上司から、ゲームのフレンド登録を要求され、非常にめんどくさい思いをしているというわけだ。そのきっかけとなったのが、今月発売された『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』であるという。
この上司、スレ主より2つほど上の男性で、日頃から「しょっちゅう絡んでくる」という。仲良くしていて損はないと分かりつつ、「気を遣うのがだるい」と愚痴っている。
そもそも、この上司とは日頃から会社外で会っているようだ。スレ主は「乗り打ちとかも一緒に行ってる」と明かしている。ただ、決して行きたくて行っているわけではない。プライベートな時間を侵食される今の状況で、既に辟易しているわけである。
ちなみに乗り打ちとは、複数人で同じ財布を共有してパチンコをすることである。勝っても負けても折半になるので、たとえばスレ主が10万勝っても、上司が20万負ければ、5万ずつの負債を抱えるという、色々と遺恨の残る遊び方だ。
この上さらに息抜きの手段であるゲームにまで上司がノコノコとつながりを求めてきやがったわけで、スレ主の暗澹たる思いは察するに余りある。
職場の外で部下と仲良くしようなんて、自分から嫌われに行くようなもの
この件に限らず、こういうことって割とよくあることなんじゃないだろうか。たとえばソーシャルゲームでもフレンド登録みたいなものがあるけど、うっかり上司と同じゲームをやったせいで、四六時中ラインでその上司が発信するスパムまがいのゲームについてのチャットが届くなんて事例を聞いたことがあった。
僕も以前、ラインでつながっていた知人から「ツムツムのポイントが云々」みたいなメッセージが来たことがあったが、イラついたのですぐブロックした。
また、PS4なんかでもそうだけど、下手にフレンドになると、リアルタイムでフレンド登録をした相手がどんなゲームをやっているかも分かってしまう。これが友達同士ならまだしも、職場の上司にいちいち見られるのは面倒だろう。
というか、そもそも一体どうして部下とゲームでまで繋がろうとするんだろうか。職場の外でまでつながりを求めるというのは、自分が部下にとって特別な存在だとでも思っていなければ、到底できない行為だ。普通は「部下ともゲームしたいけど、気を遣うだろうから俺からは誘わないでおこうかな」と考えるはずである。それを「同じゲームで遊びたい」とフレンド登録を要求するって、ちょっと空気を読めなさ過ぎる。
はっきり言ってこんな上司は、嫌われ者の王道を行っている。現にスレ主も嫌な思いをしているし。
上司なんて多くの部下にとっては、プライベートな時間に顔を思い浮かべるのもご遠慮願いたい存在。変にフレンドリーに、職場の外でも部下にラインしたり電話をかけたりだなんて、自分から嫌われようとしているとしか思えない。