ヴィッセル神戸に加入することが決まった元スペイン代表FWビジャ(右)【写真:Noriko NAGANO】

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神戸加入を一斉に報道 相次ぐ大物のJリーグ参戦に「Kリーグも関心持つべき」の声

 今季のJ1リーグは12月1日の最終節で全日程を終えたが、試合直後にヴィッセル神戸がMLS(メジャーリーグサッカー)のニューヨーク・シティFCを今季限りで退団した元スペイン代表FWダビド・ビジャの獲得を正式発表した。

 今夏の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタに続くビッグネームの神戸入りを、韓国メディアも一斉に報じている。

ダビド・ビジャJリーグ行き、ヴィッセル神戸に入団」(スポーツ紙『スポーツ朝鮮』)
「ビジャ、年俸3億1000万円で神戸へ移籍…イニエスタと再会」(スポーツ・芸能ニュースサイト「スポータルコリア」)

 韓国のサッカー専門誌「BEST ELEVEN」は、「Jリーグが“無敵艦隊”スペインの栄光の時代の主役を、一人、二人と呼び集めている。アンドレス・イニエスタ(ヴィッセル神戸)とフェルナンド・トーレス(サガン鳥栖)を呼び寄せ、今回はビジャまで連れてきた」と報じ、「こうした投資だけですべてが完成されるものではないが、健康的で積極的な投資をベースにした日本のJリーグの成長は、Kリーグが関心を持たなければならない部分だ」と指摘している。

 また、一般誌「東亜日報」も「スペインサッカーの全盛期を率いてきた選手が、Jリーグに関心を寄せている」とし、ビジャの神戸加入を驚きを持って伝えている。

 今回の大物移籍に関して同紙は、「ビジャの移籍が注目されるのは、同僚にイニエスタがいるからだ。日本の流通コンテンツ企業である楽天のスポンサードを受ける神戸は、大々的な投資を続けている。昨年は元ドイツ代表のルーカス・ポドルスキが加入し、今年はイニエスタとビジャまで呼び、欧州クラブに負けない形を作っている」と伝え、今後の神戸の動向を注視している。


(金 明碰 / Myung-wook Kim)