国立大のベンチャー支援、ベストな対価は株式か現金か
同大は今後2―3年間で計約1万3000平方メートルのインキュベーション施設を整備する計画で、拡張の多くで新規則を適用する。柏IIキャンパス(千葉県柏市)では3階建て2000平方メートルの建物が18年度末に完成する。敷地内に産業技術総合研究所や国立情報学研究所の拠点もあるため、ビッグデータ(大量データ)や人工知能(AI)などのVB集積が期待される。
ただ目白台地区(東京都文京区)の留学生寮の施設は、大学院生らの起業サークル用で対象外となる。また、上場を目指さない社会的起業(社会課題解決を重視する起業)向けには、キャンパス周辺に民間連携で施設整備する計画だ。
2017年の規制緩和で国立大学は、大学発VBに対する業務の対価で株式・新株予約権を取得、長期保有できるようになった。そのため、対象VBが上場し高価格を付けた時点で株式売却し、高収入を得る道ができた。
