シャープ初の有機ELスマホ「AQUOS zero」を写真と動画で紹介!日本ではSoftBankからのみ販売。軽さを武器にゲーミングやエンターテイメント分野に訴求【レポート】
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液晶のシャープ初の有機ELパネルを搭載したスマホ「AQUOS zero」を写真と動画でチェック! |
既報通り、シャープは3日、都内にて「スマートフォンAQUOS 新製品発表会」を開催し、同社初となる有機EL(OLED)ディスプレイを搭載したスマートフォン(スマホ)「AQUOS zero」を発表した。
またソフトバンクは11日、SoftBank向け「2018年冬モデル」としてAQUOS zeroを12月上旬に発売すると発表し、同社では「国内での『AQUOS zero』の取り扱いは“ソフトバンク”のみ」と告知している。
今回はそんな自社製有機ELパネルで薄さと軽さを武器とするAQUOS zeroについてシャープの発表会で実際に実機をタッチ&トライしてきたのでプレゼンテーションの内容も含めて写真と動画で紹介していく。
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プレゼンテーションにはシャープIoT通信事業本部のパーソナル通信事業部長の小林繁氏が登壇。同氏がAQUOS zeroを紹介するスライドには「有機ELを身にまとった、もう1つのAQUOS」としていた。
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これまで「AQUOS」の進化はディスプレイの進化によるものも大きい。フラグシップモデルのAQUOS RシリーズはHDR表示に対応したハイスピードIGZO液晶を搭載し、その滑らかな120fps表示と低消費電力で訴求する。さらにフリーフォームディスプレイ化しトレンドをキャッチアップしている。
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そしてAQUOS zeroは、有機ELパネルを搭載することで、デザインの自由度をもたらした。薄いボディーにさまざまな軽量化技術を用いて、約6.2インチWQHD+(2992×1440ドット)の大画面ながら約146g(暫定値)を実現。
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そしてそのコンセプトは“エンターテイメント・フラグシップ”とし、これが「究極のコアがジェット」として紹介している。AQUOS Rはある意味、王道のフラグシップモデルというべき存在で、最新の機能を搭載したハイスペックが特徴である。
つまり、ある意味では「これを買っておけば次の買い換え時期まで安心して使える」というものである。
一方、AQUOS zeroはどちらかというと、ゲーミングであったり、有機ELパネルで動画視聴を楽しんだりしたいコアユーザーに向けた製品だ。
大画面で長時間ゲームプレイする際に、気になるのはスマホの重さとバッテリーの持ちである。バッテリーの持ちに関しては、正式なアナウンスはないが薄い筐体の中に3,130mAhの容量を搭載している。
そして本体が軽いので片手で持った際のバランスの悪さがない。この使い心地こそが、AQUOS zeroのめざしているところのようだ。
動画視聴は有機ELならではの黒のしまりと発色の良さに加えて、HDRコンテンツの表示に対応するなど、満足度が高いスペックを実現している。
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正面から見たデザインは、良い意味でAQUOSらしくないが、逆に個性を出すことが難しい領域に入ったように思える。
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側面のメタル部分は内側にヘコんだ形状をしている。デザインとグリップのしやすさ、強度などを考慮したものだと思われる。
中央のUSB Type-Cコネクターはやや下側(背面側)に位置する。薄さを優先したためなのか、3.5mmイヤホンマイク端子が非搭載で、この点がゲーミング用途としては残念なところである。
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画面上部にはノッチ(切り欠き)がある。ノッチの大きさは、パーツの形状に合わせて大きくえぐれている。
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搭載するOSはAndroid 9.0(開発コード:Pie)ということで、ナビゲーションバーはシンプルだ。慣れると直感的にあつかえるのだが、従来の操作方法とは異なる部分もある。
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展示されていたAQUOS zeroの有機ELパネルは、四隅とノッチ部分がカットされた形状であった。その有機ELパネルは、まったく発光しない漆黒ともいうべき黒と、明るく光る白の部分のコントラストが印象的だ。
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背面はアラミド繊維製。軽さと強度が特徴だが、さらさらした表面仕上げが気持ち良い。傷や割れを気にしてしまう繊細な背面がガラスや金属製のスマホよりも素材的にこちらの方が安心できるように感じた。
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このアラミド繊維のリアパネルに、ハイエンドのデジタル一眼カメラにも使われているマグネシムフレームで内側から補強する。こうすることで軽さと強度に加えて剛性を高めているのである。
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メイン基板は上部の約1/3にほとんどの機能を搭載し、約3分の2のスペースをバッテリーが占める。このバッテリーに関してだが、充電時に2つの充電ICで発熱源を分散することで、充電しながらゲームをしても熱くならないという機能を初搭載する。
特に長時間楽しみたくなってしまうゲーミング用途では、充電中に熱でパフォーマンスが落ちてしまっては意味がない。そこで、こうした工夫が施されているようだ。
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背面カメラは有効約2260万画素CMOSと広角22mm(35mm判換算)/F1.9レンズを搭載。光学式手ブレ補正と動画撮影をアシストする電子式手ブレ補正に対応する。
前面のカメラは有効約800万画素CMOSとF2.2レンズで焦点距離23mm(35mm判換算)の広角レンズを特徴としている。
背面のカメラの下にはおサイフケータイ(FeliCa)のプリント、そして指紋センサーがある。
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前面・背面ともにラウンドした形状をしているため、手の中にしっかりと収まる。前面のガラスの湾曲に合わせて有機ELパネルも曲げられており、特にエッジ付近が大きく曲がっている。このエッジ部分のタッチ誤作動が気になるところである。
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AQUOS zeroは、最高のスペックと必要最小限の機能に絞ったレーシングカーのようなイメージだ。一方で、AQUOS Rシリーズはハイパワーの高級車のようなもので、2つのモデルはめざすところが違うということを理解しておくと良いだろう。
ソフトバンクのみの取り扱いということが残念だが、今後もシリーズとして継続できるよう期待したい。最後にプレゼンテーションのとタッチ&トライしているところを動画で紹介しておく。
動画リンク:https://youtu.be/rV7-sV5WKPE
動画リンク:https://youtu.be/EvVOR6_8ieo
記事執筆:mi2_303
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