10月31日はハロウィン。もともとケルト人のお祭りで、19世紀アメリカでアイルランドやスコットランドからの移民によって伝えられたといわれており、実のところキリスト教由来の行事ではありません。

日本でも2000年代以降に市場規模が拡大して、さまざまなイベントや限定品が見られるようになっていますが、福岡県北九州市の浄土真宗本願寺派永明寺の松崎智海住職(@matsuzakichikai)が掲示板をハロウィン風にした画像と動画をツイートして「フリーダム」「攻めている」といった反応が集まっています。

お寺の掲示板を替えました。
今回のテーマは仏教的児童文学作品の「蜘蛛の糸」です。

芥川龍之介の『蜘蛛の糸』をテーマにしていると主張していますが、どう見てもハロウィン……。と、思いきや、「HALLOWEEN」ではなく「HOWRIN(法輪)」とクレジットされています。

松崎住職はさらにかぼちゃ……ではなく、ほおずきの鬼灯を装飾して、電飾をつけた動画をアップ。

フォロワーさんからのアドバイスでほおずきに電飾仕込みました。いい感じです。

何度も言いますが

ほおずきですからねっ!
蜘蛛の糸ですからねっ!
法輪(=仏の教え)ですからねっ!

ハロウィンじゃありませんからぁぁぁ!

ネットでは「奥が深い」「センスある」と好評だったお寺の掲示板。この永明寺、過去にクリスマスツリーを「極楽の宝樹を仏花で再現した」と主張したり、マラソン大会の給水所に『けものフレンズ』合わせの横断幕を掲げて話題になっています。毎回自由な発想を披露するあたり、いかにも日本的な光景といえるのではないでしょうか。

どうみてもクリスマスツリー?「いえ極楽の宝樹です」 北九州・永明寺住職のツイートが話題に
https://getnews.jp/archives/2000877 [リンク]

※画像は『Twitter』より
https://twitter.com/matsuzakichikai/status/1055829289726238721

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