眼疾患「クリスタリン網膜症」発症の仕組み、iPS細胞で解明
研究グループは、BCDの原因遺伝子に変異を持つ患者3人からiPS細胞を作製し、網膜色素上皮細胞へ誘導した。健常な細胞と比べ、細胞の空胞形成や色素沈着などの変性が強くなり、徐々に細胞死が引き起こされた。
希少疾患で代謝異常を引き起こす「ライソゾーム病」と類似した仕組みとみて、遊離コレステロール減少作用を持つ化合物シクロデキストリン誘導体を投与した。すると細胞変性の抑制を確かめた。
シクロデキストリン誘導体はライソゾーム病の一つ、ニーマンピック病C型の治療薬として開発が進められている。今後、眼疾患への投与法を検討する。
BCDは進行性遺伝性網膜変性疾患の一つで、有効な治療が見つかっていない。
