「元祖博多めんたい重」(1680円)。3階に製造所で味付けと熟成をしたできたての明太子が味わえる

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西中洲にあり、ひと際存在感を放つ木箱のような店構えの明太子料理専門店「元祖博多めんたい重」(福岡市中央区)。名物は、屋号にも掲げる「元祖博多めんたい重」だ。

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「元祖博多めんたい重」(1680円)は、特製のタレにじっくり漬け込んだ昆布巻き明太子が丸1本、海苔を敷き詰めた熱々のご飯の上にのる。タレの辛さは、唐辛子の量ではなく、種類で調整。入店時に、お好みの辛さを木札で選ぶシステムもおもしろい。

もう一つの人気メニューが「めんたい煮こみつけ麺」(1680円)。明太子を煮込み、10種以上の野菜スープと合わせた濃厚な割下が食欲をそそる。「元祖博多めんたい重」とダブルで楽しむ欲張りな「飯麺セット」(2880円)も大人気だ。

1階は落ち着いた和の雰囲気、2階はシックな和風モダンと、空間を使い分けることができる。席数は全111席と多いが、連日行列ができるほどの人気店。朝7時から開店しているので、朝食として利用する観光客の姿も多い。

予約ができるので、予定が決まっている人は事前に連絡がおすすめ。「元祖博多めんたい重」(1人前)に限り、テイクアウトもOKだ。

[元祖博多めんたい重]福岡県福岡市中央区西中洲6-15 / 092-725-7220 / 7:00〜22:30(ラストオーダー22:00) / 無休

【九州ウォーカー編集部/取材・文=山本佳世、撮影=鍋田広一(パンフィールド)】(九州ウォーカー・山本佳世)