2年かけて作り上げた富士通の製造業サービス化ツールとは?
クラウドを介してアプリケーション(応用ソフト)同士が連携する仕組みは他にもあるが、コルミナでは「いろいろな企業や人が集う場」(鎌田聖一ものづくりビジネスセンター長)を提唱。ユーザー同士が設備やノウハウを提供し合うことで、いろいろなビジネスが生まれる場づくりに主眼を置いている。
コルミナの開発にあたっては、グループ会社も含めて10―20部門と調整。クラウド基盤や業種ソリューション、要素技術に加え、自社工場での実践ノウハウなどを集約した。それぞれは独立採算制で動き、本来は交わらない部門。これらを部門横断で取りまとめて「共通基盤上で動かすのは至難の業だった」(北島部長)。
コルミナは2年がかりで製品化にこぎ着けたが、製造業のサービス化の支援はこれからが本番。コルミナを使えば一から作らなくても新サービスを迅速に立ち上げられる。
こうした利点は「話をすれば理解してもらえるが、一口で伝えるのが難しい」(寺澤真紀インダストリアルIoT事業部長)のも悩みだ。機能拡充に向けて、人工知能(AI)連携なども強化する方針だ。
(文=斎藤実)
