現役を引退し裏方に転身したロッテの古谷拓哉

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 2017年オフに戦力外となった田代将太郎、山崎憲晴などが、来季もプロ野球のユニフォームを着てプレーすることが決まった。一方で、プロ野球の球団でプレーすることができず、現役を引退し裏方に回った戦力外組もいる。

 ロッテを戦力外となり現役引退した古谷拓哉が、その一人だ。古谷は05年大社ドラフト5位でロッテに入団。3位から日本一となった10年は、貴重な左のリリーフとして58試合に登板した。13年には先発に転向し、6月26日のオリックス戦では9回二死までノーヒットピッチングを披露するなど、自己最多の9勝をマーク。14年も7勝を挙げたが、15年以降は登板数が減少した。今季は一軍登板がなく、戦力外通告を受けた。

 古谷は現役引退を決意し、来年1月からはロッテの球団社員として入社する。今後は営業職を務める予定で、古谷は球団を通じて「営業は経験がないので、実際にやってみないと分かりませんが誠心誠意、お客様としっかりと向き合っていけたらと考えています」と意気込んだ。

 日本ハムを戦力外となった榎下陽大は、チーム統括本部国際グループに着任した。榎下は現役時代にチームメイトだった斎藤佑樹と同じ88年世代の投手。斎藤佑と同じ年のドラフト4位で日本ハムに入団した。プロ入り後は16年に自己最多となる16試合に登板。今季も8試合に登板したが戦力外となっていた。

 その他、中日を戦力外となった野村亮介は打撃投手、西武を戦力外となった上本達之はブルペン捕手、巨人を戦力外となった藤村大介はジャイアンツアカデミーのコーチに就任する。

【球団職員、スタッフに転身する主な戦力外組】

古谷拓哉(前ロッテ)

黒沢翔太(前ロッテ)

上本達之(前西武)

榎下陽大(前日本ハム)

藤村大介(前巨人)

野村亮介(前中日)

八木智哉(前中日)