清宮幸太郎(写真:ゲッティ)

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28日放送、NHK「クローズアップ現代」では、広陵の中村奨成と早稲田実業の清宮幸太郎を徹底解剖。2人の超高校級スラッガーがどのようにして生まれたのかを分析した。

中村は今夏の甲子園で史上最多となる6本のホームランを放ち、32年ぶりに大会記録を更新した。清宮は高校通算最多となる109本のホームランを記録。18歳の高校生は、怪物級の数字をたたき出している。

高校1年から中村が取り組んだのが、広陵が取り入れた素振り用のバットでの振り込み。上下に移動する重りが2つある通称「カチカチバット」は、うまく振れたときだけ音が1回しか鳴らない。中村はこのバットを徹底的に振り込み、アッパースイングになる欠点を克服した。

野球選手の動作解析の第一人者である筑波大学の川村卓准教授は、中村が右ひじを折りたたみ、体に引きつけたまま鋭く振り抜くことで驚異的な長打力を生んでいると分析。「高校生ながら理想的なフォーム」と絶賛する。

一方、自宅地下の専用練習場でボールをとらえる感覚を養ってきた清宮が、バットコントロールにさらに磨きをかけたのは中学時代。一般的な中学生なら800グラムのバットを使うところを、1400グラムという重いバットで練習することで、自分でコントロールできるようになったという。

川村准教授は、清宮が高校での3年間で下半身の使い方を格段に進化させたと指摘。スイングに対してひざが負けず、ミートするミスがなくなり、速いボールが来ても対応できるという成長が見られると分析した。

PL学園で甲子園に出場した元プロ野球選手で、NHK野球解説者の小早川毅彦氏は、中村がヤクルトの山田哲人のような走攻守そろった選手になると予想。

一方で、清宮については「ほぼ完成されたフォーム」「今プロ入りしてもある程度の数字を残せる」と称賛。「ホームランを打てるイチロー」と評価した。