Photo by Pixabay(写真はイメージです)

写真拡大

 8月15日、TOKIO国分太一(42)が司会を務める情報番組『ビビット』(TBS系)にて、「街の人が気になるジャニーズの謎」と題し、世間の人がジャニーズアイドルに抱く疑問を、国分が調査するという企画が行われた。

 同番組では、7月25・26日にもジャニーズ特集が組まれており、国分がジャニーズJr.のレッスン場を訪問したり、“平家派”と呼ばれるTOKIO城島茂、山口達也、V6坂本昌行、長野博を集め座談会を行ったり、幅広いファン層が楽しめる特集が組まれていた。普段は見ることができないJr.の練習風景や、ベテラン勢が今後の活動について語る場面は、ファンからの反響も大きかった。今回は、「ジャニーズ事務所ってどうやって入るの?」「ジャニー喜多川社長ってどんな人?」といった“街の人の疑問”について答えていく映像が、7月の特集内容を再編集して放送された。

 その中で紹介された、「これから来るアイドルは誰?」という疑問についてのVTRを見たファンが、「怖すぎる」とザワついている。

「今、最も注目されているJr.」として、国分のインタビューを受けたのはMr.KING。国分は彼らに“先輩の呼び方”について調査したのだが、「オレのこと呼んだことあんまりないと思うけど、呼ぶとしたらどうやって呼ぶの?」と聞くと、平野紫耀が「ぶんくん」とパンチのある珍回答。これには思わず「ぶんくん!?」とうろたえてしまう国分であった。

 ここで気になるのが、「くん」と「さん」の使い分け。先輩後輩を問わず「くん」付けで呼び合う伝統があるというジャニーズアイドルだが、国分は少年隊・東山紀之のことを「東山さん」と呼ぶのだという。一体「くん」と「さん」の“境界線”はどこなのかということで、Mr.KINGのメンバーに国分が質問。ここでまず名前が挙がったのが、木村拓哉。「木村くんは?」と聞くと、Mr.KINGのメンバーは全員「木村くん」と回答。続いて国分から名前が挙がったのは、中居正広。これにもMr.KINGのメンバーは、「くん」付けで呼ぶと答えたのだった。その後も、佐藤アツヒロ、岡本健一、城島の名前が挙がり、Mr.KINGが先輩のことをなんと呼んでいるのかが判明した。

 この話題に入る前、少年隊・TOKIO・V6・KinKi Kids・タッキー&翼、そして中居と木村の顔写真が登場し、「現役ジャニーズJr.に聞いた 先輩のこと『くん』って呼ぶ?『さん』って呼ぶ? 境界線調査!!」という題字が出たのだが、ここに同列で並んでいてもおかしくない、稲垣吾郎・草なぎ剛・香取慎吾の顔写真がなかったことに、ファンがザワザワ。(V6井ノ原快彦の顔写真も出ていなかったが、これは井ノ原が同時間帯にNHK総合で放送されている『あさイチ』に出演していたためだと思われる)

 この3人といえば、9月8日をもってジャニーズ事務所を退所するメンバー。しかし、6月18日にジャニーズ事務所からマスコミ各社に宛てた文面の内容では、「契約期間満了となる2017年9月8日までの間は引き続き弊社にてマネージメントを担当致します」と書かれており、退所するまではジャニーズ事務所に所属するアイドルとして扱う旨を表記していた。

 そのため、『ビビット』で3人がすでに“なかったもの”のように扱われたことに対し、「事務所残留組の中居くんと木村くんだけ紹介されてた。もうこんな扱いになるんですね、恐ろしい……」「吾郎ちゃん、つよぽん、慎吾の写真が出てこないのはなんで? まだ退所してないよね?」「SMAPは中居さんと木村さんの2人だけってどういう事だよ……ヒドイ編集だな、ありえない」と、ファンは困惑や怒りの声がネット上に投稿している。

 未来を担うJr.の活躍が特集される中、ファンに衝撃を与えた『ビビット』のひとコマ。一体なぜ3人が紹介されなかったのか、“疑問”に思った人は少なくないだろう。

文・ジャニーズ研究会(じゃにーずけんきゅうかい)※ジャニーズを愛する有志による記者集団。『ジャニーズ50年史』『完全保存版ジャニーズの歴史――光も影も45年』『ジャニーズに捧げるレクイエム』(鹿砦社)など多数の出版物を刊行。

【関連記事】