プロサッカー選手は厳しい世界で毎日しのぎを削っている。当然、アスリートたちは日々の生活でも少なく犠牲を払っているのが常だ。そこには本人のたゆまぬ努力だけでなく、選手を支える周囲の人間たちのサポートも欠かせない。

選手は勝利や報酬という形でその労が報われることもある。だが、周囲の人間が陽の目を見ることはごくわずかだ。だからこそ、選手たちを支える「陰の功労者」にも感謝すべきだと考えたクラブがある。チャンピオンシップ(イングランド2部)のノッティンガム・フォレストだ。

同クラブに所属するザック・クラフのパートナー、ジョージア・ピックルスさんが2日、ツイッターである写真を投稿した。載せられたのは、美しい花束と、サッカーボールが描かれた一枚の手紙。ノッティンガム・フォレストから届けられた手紙には、次のように記されている。


「これは、非常に厳しいサッカーのシーズンを通じ、あなたがパートナーを理解し、支えてくれたことに対する我々からの心からの感謝のちょっとしたしるしです」

「我々は在籍選手たちに多くを求めます。ですが、ご家族たちのおかげであることもよく理解しております」

「我々はあなたが払ってくださっている犠牲を分かっており、あなたが助けてくれ、サポートしてくれることに大変感謝しています。どうぞそれを知っておいてください」

ノッティンガム・フォレストは2016-17シーズン、3部降格の危機に陥った。だが、勝ち点こそ22位ブラックバーンに並ばれていたものの、得失点差でわずか2ゴール上回り、かろうじてチャンピオンシップ残留を果たしている。

安堵したクラブは、選手たちやスタッフだけでなく、主役たちを支える家族やパートナーにも感謝の気持ちを記したようだ。ジョージアさんの投稿には180を超えるリツイートに加え、900以上の「いいね」が寄せられている。