中国リーグ大乱闘の張本人オスカルが潔白主張 「ボールの前に相手がいただけだ」
強烈キックで乱闘騒動引き起こすも「フェアプレー精神を尊重している」
上海上港のブラジル代表MFオスカルが、18日の中国スーパーリーグの広州富力戦で至近距離から相手に思い切りボールを蹴りつけて乱闘騒動のきっかけを作ったが、「僕は相手を尊敬している」と潔白を主張している。
香港紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」が報じている。
オスカルによる衝撃の行動は、中国のみならず世界中に衝撃を与える大乱闘劇を引き起こした。前半アディショナルタイムに相手の2選手に対して至近距離から強烈なインステップキックでボールを蹴って当てる暴挙に出た。これに激怒した広州富力の選手が後ろを向いたオスカルを押し倒すと、その後は両軍50人以上の選手・スタッフが入り乱れての大乱闘が勃発した。
今年1月にチェルシーから6000万ユーロ(約74億円)の移籍金で上海にやってきた名手は、異常行動について「僕が相手をリスペクトしていないだって? そんなのは馬鹿げている。僕はすごくプロフェッショナルな選手だ。フェアプレー精神をかなり尊重しているんだ」と主張したという。
ハーフウェーライン付近で二度にわたって至近距離から相手選手に強烈なボールをお見舞いした蛮行には、フェアプレー精神やプロ意識の欠片も見えないように見えるが、「フットボールをプレーする誰もが、本当にノーマルな行動だったと分かるはず。不運にもボールの前に相手がいただけなんだ」と無罪を強調している。
指揮官も擁護「彼は勇気と情熱を示しただけ」
5分間にも及んだ乱闘劇を引き起こした格好のオスカルには、イエローカードも出なかった。アンドレ・ビラス=ボアス監督は「オスカルは醜いフットボールをしてなんかいない。彼は勇気と情熱を示したかったんだと思う。最終的には、試合が興奮状態になってしまった」とフォローしている。
「彼は気持ちの入ったプレーを見せたかったんだ。もちろん、あんな衝突は避けなければいけないけれどね」と指揮官は語った。
莫大なチャイナマネーで有名選手を買い漁る中国リーグは、イングランドなどでテレビ中継されるなど拡大の一途を辿っているが、今回の乱闘騒ぎによるイメージダウンは避けられそうにない。品格の面で、向上の余地がありそうだ。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
