ヘスス・バジェホがレンタル元のレアル・マドリードへと復帰することが明らかとなった。2015年に20歳のときに、レアル・サラゴサからレアル・マドリードへと移籍したスペインU21代表CBは、その後にサラゴサ、さらに今回のフランクフルトへとレンタル移籍。

そこで即座に主力の座を掴み取ると、チームとともに大きな飛躍を遂げ、一時は3位に立つとの原動力の一旦をになった。

もう1年のレンタルを模索していたマネージャーのフレディ・ボビッチ氏は、「今回の知らせは嬉しくも悲しくもある」と複雑な心境を明かし、「ヘススが素晴らしいシーズンを過ごしたから、レアルが来季の構想に入れてしまったのだからね。それほどまで成長させられたというのは、フランクフルトとしては1つの誇りでもあるよ」と言葉を続けている。

しかしそれからバジェホは怪我で苦しめられることとなり、さらにフランクフルトも長谷部誠の離脱などもあって急降下。最終的には後半戦だけでみればワーストの成績でフィニッシュした。

今回の移籍にあたって、バジェホは「できることなら、ポカール決勝で優勝をして後にしたかった」と述べ、「レアルの一員になれることは僕の夢だったけど、それはフラクフルトで受けたサポートなくして実現できないものだった。フランクフルト、そしてここのファンのことは決して忘れない」と感謝の気持ちを語っている。