米誌『フォーブス』が7日、世界のスポーツ選手の長者番付を発表。サッカーのレアル・マドリーでプレーするポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが連覇を遂げた。

『フォーブス』の長者番付は2016年6月1日から2017年6月1日までの収入が対象。サラリーや賞金、ボーナスに加えて広告収入なども計算に含まれている。税金や代理人への支払い分は加味しておらず、投資による収入も除外。


2年連続で首位の座を手にしたC・ロナウドは、クラブからの5800万ドル（約63億7000万円）の報酬に、ナイキやタグホイヤーなど企業との広告収入3500万ドル（約38億4000万円）も加わり、9300万ドルでトップだった。

2位はNBAのクリーブランド・キャバリアーズでプレーするレブロン・ジェームズ。7月に3年総額1億ドル（約109億8000万円）の新契約を結んだジェームズは、マイケル・ジョーダン、コービー・ブライアントに続いてNBA史上3年目となる年俸3000万ドル（約32億9000万円）超えを達成。だが、広告収入を合わせても8620万ドルでC・ロナウドには及ばなかった。

トップ5の顔ぶれも昨年と変わらず。3位がサッカーのバルセロナに所属するリオネル・メッシ、4位がテニスのロジャー・フェデラー、5位がNBAのゴールデンステイト・ウォリアーズに在籍するケビン・デュラントだった。昨年からはジェームズとメッシの順位が入れ替わっただけだ。

上位100名にランクインした21カ国のアスリートのうち、群を抜いているのが63選手を輩出したアメリカ。特にNBAからは32選手が名を連ねている。NBAでは29選手が2000万ドル（約22億円）超えを果たした。

興味深いのは、ゴルフのタイガー・ウッズ（17位）や陸上のウサイン・ボルト（23位）。それぞれ本業での稼ぎはそれほどではなく、前者は収入の99.7％、後者は94％が広告収入で占められた。逆にMLBのアリゾナ・ダイヤモンドバックスの投手ザック・グレインキー（67位）は、広告収入が総収入のわずか0.2％にとどまっている。

日本からは2選手がランクインしており、テニスの錦織圭が3390万ドル（約37億2000万円）で26位。MLBのニューヨーク・ヤンキースの投手、田中将大が2300万ドル（約25億3000万円）で75位だった。なお、錦織は報酬額が390万ドル（約4億3000万円）で広告収入が3000万ドル（約32億9000万円）。田中は報酬額が2200万ドル（約24億2000万円）で広告収入が100万ドル（約1億1000万円）となっている。

女性がテニスのセリーナ・ウィリアムズのみにとどまった『フォーブス』の長者番付。トップ10にランクインしたアスリートたちは以下のとおり。

1位：　クリスティアーノ・ロナウド【サッカー／9300万ドル（約102億1000万円）】
2位：　レブロン・ジェームズ【NBA／8620万ドル（約94億7000万円）】
3位：　リオネル・メッシ【サッカー／8000万ドル（約87億9000万円）】
4位：　ロジャー・フェデラー【テニス／6400万ドル（約70億3000万円）】
5位：　ケビン・デュラント【NBA／6060万ドル（約66億6000万円）】
6位：　アンドリュー・ラック【NFL／5000万ドル（約54億9000万円）】
7位：　ローリー・マキロイ【ゴルフ／5000万ドル（約54億9000万円）】
8位：　ステフィン・カリー【NBA／4730万ドル（約51億9000万円）】
9位：　ジェームズ・ハーデン【NBA／4660万ドル（約51億2000万円）】
10位：　ルイス・ハミルトン【F1／4600万ドル（約50億5000万円）】