3日のチャンピオンズリーグ(CL)決勝は、イタリア王者ユヴェントスを4-1と粉砕した前回覇者レアル・マドリーの連覇で幕を閉じた。マドリーは4年間で3度目となる通算12回目の欧州制覇。CL史上初となる連覇を遂げたスペインの「白い巨人」は、近年の欧州の最強チームと言えるだろう。

だが、2015-16シーズンまでの売り上げや営業利益を基にした米誌『フォーブス』の分析によると、「世界で最も価値のあるサッカークラブ」はマドリーでなく、マンチェスター・ユナイテッドだという。


同誌によれば、ユナイテッドの価値は36億9000万ドル(約4035億円)。バルセロナ(36億4000万ドル=約3980億円)とマドリー(35億8000万ドル=約3915億円)のスペイン2強をわずかながら上回り、5年ぶりに首位の座に返り咲いた。

15-16シーズンのユナイテッドの売り上げは7億6500万ドル(約836億円)。バルサとマドリーを7700万ドル(約84億円)も上回っているとのこと。営業利益も2億8800万ドル(約315億円)で2位マドリーに1億700万ドル(約117億円)の差をつけている。

なお、上位20クラブの平均価値は、前年度比3%増の14億8000万ドル(約1618億円)。トップ10のうち6クラブを占めるプレミアリーグのブランド力が際立つ。

また、香川真司所属のボルシア・ドルトムントが12位、今季まで本田圭佑が在籍したミランが13位、内田篤人がいるシャルケが16位、長友佑都所属のインテルが18位、岡崎慎司が在籍するレスター・シティが19位に名を連ねた。

トップ20のランキングは以下のようになっている。

1位: マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)
2位: バルセロナ(スペイン)
3位: レアル・マドリー(スペイン)
4位: バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)
5位: マンチェスター・シティ(イングランド)
6位: アーセナル(イングランド)
7位: チェルシー(イングランド)
8位: リヴァプール(イングランド)
9位: ユヴェントス(イタリア)
10位: トッテナム(イングランド)
11位: パリ・サンジェルマン(フランス)
12位: ボルシア・ドルトムント(ドイツ)
13位: ミラン(イタリア)
14位: アトレティコ・マドリー(スペイン)
15位: ウェスト・ハム(イングランド)
16位: シャルケ(ドイツ)
17位: ローマ(イタリア)
18位: インテル(イタリア)
19位: レスター・シティ(イングランド)
20位: ナポリ(イタリア)