26日、テレビ朝日「報道ステーション」では、「日本ハム 近藤健介（23）4割守る 3つの要因」として、開幕から40試合以上が行われた現在も打率4割を維持する北海道日本ハムファイターズ・近藤健介のインタビューを放送した。

聞き手を務める、野球解説者・稲葉篤紀氏が「40試合消化して（4割を）超えるってなかなかない」と切り出すと、「偉大な先輩方がいる中に、僕が打っていいのかなっていう思いもある」と苦笑いを浮かべた近藤。昨季までプロ5年間で3割を超えたのは、2015年の1度のみという男が、夢の打率4割を狙うようになった背景には、どのような変化や意識が生まれたのか。

その要因を自らフリップボードに書き記した近藤は「四球」「2ストライクアプローチ」「タイミング」の3つを挙げた。

まずは「四球」について。「長く4割をキープするなら大事かな。ヒットが厳しそうな時はフォアボールを取りにいったりはします」と説明した近藤。「打ちにいって見逃すのが難しいことなんですけど、それが一番大事。そうしないと、いざ振るとなったら、しっかりコンタクトできない。打ちにいきながら見逃せるのが一番大事」とバッターボックスでの意識を明かす。

また、「2ストライクアプローチ」では、「追い込まれてからの粘り。ファウルでいいという考えもある」という。近藤は、2ストライクからの打率も.350とリーグトップ。「真っ直ぐの対応の中で、ピッチャーにもよりますけど、ウイニングショットを片隅に入れながら、その中で浮いてきた変化球がくればヒットになるイメージは持っています」と語った。

最後は「タイミング」について。「右足を着くのを我慢する」という近藤は、「ボールを判断して、打ちにいくまでなるべく（地面に足が）着地しない。タイミングをより長く取るように」と続け、ギリギリまでボールを見極めるべく、右足の着地を重視するとした。