200万種以上の「キシリトールガム」20周年記念デザインパッケージの実現に日本HPと凸版印刷の技術が活躍

2017年5月24日 12時15分

20種のベースデザインから200万種以上のパターンのパッケージが生成された

株式会社ロッテは、「キシリトールガム」の発売20周年を記念して、新プロジェクト「COME ON! ENERGY! -噛もう！未来に向かって！-」を開始。欅坂46の佐藤詩織さんやフィギュアスケートの羽生結弦選手、女優の土屋太鳳さんなど、20代を代表する20組の“プロジェクトリーダー”が参加することも話題となった。同プロジェクトでは、“プロジェクトリーダー”たちが思い描く未来を表現した20通りのデザインを組み合わせ、200万種以上のパッケージを生産。この仕掛けに、株式会社日本HPと凸版印刷株式会社の技術が活用されている。20種類のデザインをもとにした200万種を超えるパッケージデザインは、「HP SmartStream Mosaic ソリューション」と「HP Indigo 20000 デジタル印刷機」で生産された。「HP Mosaicソリューション」は、素材データを入力するだけで、自動的に拡大 / 回転などを繰り返し、“世界に1つだけ”のデザインを大量に自動生成するアプリケーションだ。今回の「キシリトールガム」のパッケージでも、20組によるベースデザインから任意の座標を連続して抽出し、抽出したデザインの拡大 / 回転処理をランダムに行ってデザインのパターンを自動生成。生成された複数の異なるデザインは、「HP Indigo 20000デジタル印刷機」による可変データの連続印刷によってパッケージのカタチとなった。生産を担当したのは、大量データを伴う情報加工技術からフィルム同士を貼り合わせるコンバーティング技術まで、デジタル印刷特有の性質に適合する技術を確立した凸版印刷株式会社。デジタル印刷でありながら、従来培ってきた情報加工技術を応用することで店頭効果の高い印刷再現を可能にし、グラビア印刷と同等の品質を再現したことが発表されている。この200万種以上の“世界に1つだけのパッケージデザイン”の「キシリトールガム＜Xミント＞」は、2017年5月23日（火）より全国販売がスタート。14粒入りで、価格はオープンとなっている（想定小売価格120円前後）。