ミランの「退場王」パレッタ、セリエAワースト記録まであと1回…
今シーズンのミランはここまで、セリエAでもっとも多くの退場者を出しているクラブだ。35節終了時点でその数は実に延べ12人。11人のボローニャ、9人のジェノアとパレルモを抑えて、不名誉な記録で単独トップに立っている。
内訳はガブリエウ・パレッタの4回、ユライ・クツカの3回、ホセ・ソサの2回、そしてマヌエル・ロカテッリ、アレッシオ・ロマニョーリ、エムバイ・ニアング(今年1月にワトフォードへ移籍)のそれぞれ1回だ。
パレッタの4回は個人としてもセリエA最多。1-4で惨敗した5月7日のローマ戦でも86分、モハメド・サラ―をペナルティーエリア内で倒して一発レッドカードを食らっている。
セリエA歴代のシーズン最多退場は5回。元イタリア代表DFのルイジ・アポローニがヴェローナで2000-01シーズンに記録したものだ。パレッタはこの忌まわしきレコードと並ぶまでリーチが掛かっている。次節は出場停止のため、残りはあと2試合あるが……。
言うまでもなくDFは、そもそもファウルがかさむポジションだ。しかも今シーズンのミランは主将リッカルド・モントリーボが故障で長期離脱した10月上旬以降、アンカーを守備よりも攻撃に持ち味があるロカテッリやソサが担ってきた。そのため中盤のフィルターが効かず、パレッタやロマニョーリなどのCB陣は多くの試合で苦しい対応を強いられてきた。
先のローマ戦も含めてロマニョーリ不在の試合では、ポカが極めて多いクリスティアン・サパタ、1年目のセリエAにまだ不慣れなグスタボ・ゴメスと不安定な相棒をカバーせざるをえず、それによってパレッタのファウルが多いという事情もある。
とはいえ、もちろんそれらの理由でレッドカードが正当化されるわけではない。パレッタ自身もパワーこそあるがアジリティ―に欠け、とりわけスピード系のアタッカーに振り回されがちで、退場処分によってチームに大きな迷惑をかけているのは事実だ。
パレッタを含めてロマニョーリ以外に信頼を置けるCBがおらず、ミランが昨夏に続いてマテオ・ムサッキオ(アルゼンチン代表)の獲得に動き、ビジャレアルと移籍金1800万ユーロ(約21億円)で基本合意に達したと伝えられたのが今月上旬だ。
ミランとは2018年6月までの契約を残すパレッタだが、ムサッキオ加入となれば控え降格、もしくは退団の運びとなりそうだ。
【ハイライト動画】ミランが4ゴールを叩き込まれて完敗。試合終盤には退場者も|ミラン 1-4 ローマ
内訳はガブリエウ・パレッタの4回、ユライ・クツカの3回、ホセ・ソサの2回、そしてマヌエル・ロカテッリ、アレッシオ・ロマニョーリ、エムバイ・ニアング(今年1月にワトフォードへ移籍)のそれぞれ1回だ。
パレッタの4回は個人としてもセリエA最多。1-4で惨敗した5月7日のローマ戦でも86分、モハメド・サラ―をペナルティーエリア内で倒して一発レッドカードを食らっている。
セリエA歴代のシーズン最多退場は5回。元イタリア代表DFのルイジ・アポローニがヴェローナで2000-01シーズンに記録したものだ。パレッタはこの忌まわしきレコードと並ぶまでリーチが掛かっている。次節は出場停止のため、残りはあと2試合あるが……。
言うまでもなくDFは、そもそもファウルがかさむポジションだ。しかも今シーズンのミランは主将リッカルド・モントリーボが故障で長期離脱した10月上旬以降、アンカーを守備よりも攻撃に持ち味があるロカテッリやソサが担ってきた。そのため中盤のフィルターが効かず、パレッタやロマニョーリなどのCB陣は多くの試合で苦しい対応を強いられてきた。
先のローマ戦も含めてロマニョーリ不在の試合では、ポカが極めて多いクリスティアン・サパタ、1年目のセリエAにまだ不慣れなグスタボ・ゴメスと不安定な相棒をカバーせざるをえず、それによってパレッタのファウルが多いという事情もある。
とはいえ、もちろんそれらの理由でレッドカードが正当化されるわけではない。パレッタ自身もパワーこそあるがアジリティ―に欠け、とりわけスピード系のアタッカーに振り回されがちで、退場処分によってチームに大きな迷惑をかけているのは事実だ。
パレッタを含めてロマニョーリ以外に信頼を置けるCBがおらず、ミランが昨夏に続いてマテオ・ムサッキオ(アルゼンチン代表)の獲得に動き、ビジャレアルと移籍金1800万ユーロ(約21億円)で基本合意に達したと伝えられたのが今月上旬だ。
ミランとは2018年6月までの契約を残すパレッタだが、ムサッキオ加入となれば控え降格、もしくは退団の運びとなりそうだ。
【ハイライト動画】ミランが4ゴールを叩き込まれて完敗。試合終盤には退場者も|ミラン 1-4 ローマ