ソニー、ハイレゾやHDR対応のハイクラス液晶テレビ「BRAVIA X9500E」
ソニーは5月8日、4K HDR対応でハイレゾ再生が可能な液晶テレビ「BRAVIA X9500E」を発表した。発売は6月10日で、価格はオープン。推定市場価格は、65V型の「KJ-65X9500E」が550,000円前後、55V型の「KJ-55X9500E」が400,000円前後。BRAVIAの液晶テレビとしては、2016年発売の最上位「Z9D」に続くハイクラスモデルとなる。
X9500Eは、96kHz/24bitまでのハイレゾ再生に対応した液晶テレビ。ディスプレイのサイドにパッシブラジエーター、ウーファー、ツイーターを左右1基ずつ、画面下部にサブウーファーを搭載し、高音質を実現している。なお、壁掛け時にハイレゾ音源を流した場合は、本来の再生能力を発揮できないため、ソニーが定めるハイレゾの基準に満たない再生になるという。
バックライト技術「Slim Backlight Drive+」を採用し、より細分化されたエリアで光のコントロールが可能になった。また、超解像エンジン「4K X-Reality PRO」や、高コントラスト技術「X-tended Dynamic Range PRO」(XDR PRO)を搭載している。
ソニーは今期からコントラスト水準「XDR contrast」の表示を導入し、ユーザーの体感輝度を数値化する取り組みを行う。X9500Eの体感輝度レベルは"10x"となっており、これはXDR PRO非搭載モデル(「X8500E」など)と比較したときに、10倍の輝度を体感できることを示す。同時発表の「X9000E」は5x、2016年発売の最上位機「Z9D」は16xとなっている。なお、この基準はあくまでソニー独自のものであるため、他社製品との比較には使えない。
Android TVを採用しており、アプリはYouTube、Netflix、Hulu、AbemaTV、スポナビライブ、DAZN、dTV、クックパッドなどに対応。リモコンには音声検索機能を搭載している。
チューナーは地上/BS/110度CSデジタル×2基を搭載。インタフェースはHDMI入力×4、光デジタル音声出力×1、ヘッドホン出力×1 (サブウーファー出力兼用)、アナログ音声出力×1、USB×3、有線LANなどを装備している。ワイヤレス機能はBluetoothと無線LANを備える。
外形寸法と重量は、65V型の「KJ-65X9500E」がW159.2×H91.3×D29.5mm / 46.8kg、55V型の「KJ-55X9500E」がW137.3×H79.0×D28.2mm / 36.0kg (いずれもスタンド含む)。