綾野剛、佐藤健と佐藤対決実現? 実写版『亜人』出演!
 - (C)2017映画「亜人」製作委員会 (C)桜井画門/講談社

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 佐藤健と本広克行監督がタッグを組んで人気漫画を実写映画化する『亜人』の追加キャストが発表され、俳優の綾野剛が、佐藤ふんする主人公・永井圭と敵対する最強最悪のキャラクター“佐藤”を演じることが明らかになった。

 原作は、アニメ化もされた桜井画門による人気漫画。何度死んでも再生し、IBM(アイビーエム/インビジブル・ブラック・マター)と呼ばれる黒い物体を操る新人類・亜人であることが発覚した青年・永井圭が、人類と亜人の争いに巻き込まれていくさまを描き出す。

 綾野が演じる佐藤は、国家転覆を狙い大量虐殺を繰り返す亜人。軍隊上がりにして、不利な傷を負うと自ら死んで再生するなど、亜人の能力をフルに発揮して戦うまさに“新人類最凶の男”で、綾野は役になりきるため、徹底した食事コントロールと筋肉トレーニングで肉体改造。スタッフから「CGみたい」と言われるほどの筋肉を手に入れ、髪も銀色に染め佐藤に近づいた。

 「裸になるのが1シーンでも、この作品に入る4か月半前から体作りを始めました」というストイックな役づくりを支えたのは、「原作のイメージや印象はできればまんま一緒にしたいくらい大切にしたいと考えています。そこに向かって全力で努力することは当然だと思っているので、それは原作者に対して・原作ファンの皆様に対しての敬意でもあります」という漫画実写化に対する真摯(しんし)な思いだ。

 それだけに、十二分な準備を経て臨んだ佐藤役に「キャラクターをキャラクターで終わらせるのではなくて、きちんと人物にすることができましたし、それが実写の意味だと思います」と自信のコメント。本広監督が携帯電話の待ち受けにしてしまったという、綾野の上半身裸カットにも注目したい。

 綾野演じる佐藤と行動を共にする亜人たちには、田中功次役の城田優、奥山役の千葉雄大、高橋役の山田裕貴とイケメン俳優がズラリ。その亜人組織と対峙する厚生労働省・亜人管理委員会の戸崎優役には玉山鉄二。亜人への非人道的な虐待を見ても顔色ひとつ変えないドS官僚を演じる。亜人でありながら戸崎の秘書兼ボディーガードを務める下村泉役はロングヘアをばっさりボブにカットした元AKB48の川栄李奈。身長152センチの川栄と身長190センチの城田との約40センチ差のアクションシーンも見どころ。さらに圭の妹・慧理子を浜辺美波が演じる。

 撮影は1月10日に都内でクランクアップ。『るろうに剣心』のアクションチームと再び組んだ佐藤健はもちろん、他のキャストもスタントなしのアクションを体験したといい、アニメ版に匹敵する出来栄えに期待したい。完成は7月、公開は9月30日を予定している。(編集部・入倉功一)