静止画も動画も死角なし!一眼レフなみの映像を極めたい人のためのソニー「α6300」
ソニーのAPS-Cサイズイメージセンサーを搭載したミラーレスカメラ「α6300(ILCE-6300)」はコンパクトなボディながら多彩な機能を持つ。今回は、主なスペックと外観を紹介していく。
数年前のミラーレスカメラは、オートフォーカススピードがコントラスト検出方式であるため、一眼レフカメラのサブ機のようなポジションだった。しかし、最新のミラーレスカメラは各社様々なオートフォーカス方式を開発し、一眼レフカメラに匹敵するようなフォーカススピードを実現している。
なかでもソニーは、イメージセンサーに像面位相差AFセンサーを搭載することでオートフォーカススピードの向上だけではなく、動体追従性も実用的なものとしている。
スポーツ撮影や、レーシングカーの撮影をしないからそこまでの機能はいらないと思われるかも知れないが、動き回る子どもの撮影ではカメラを向ければ自動で顔認識を行い、しっかりと子どもの顔にピントが合う。そして、そのまま子どもの顔を追従し続けるのだ。
これを一眼レフカメラで行おうとすると、まずは子どもの顔にピントが合うように、フォーカスポイントを子どもの顔に合わせる手間を経て、シャッターボタン半押しによるオートフォーカスをスタートする必要がある。
このように、ミラーレスカメラは誰でも簡単に本格的な「動体」撮影ができる道具に進化していると言ってもいいだろう。
α6300は画面全域がAFエリアとなっているため動きものに強いだけではなく、自由な構図でピント合わせができるというメリットがある。
この像面位相差AFセンサーが搭載されるのは新開発の有効画素数2420万画素のAPS-C「Exmor CMOSセンサー」だ。
ISO感度は100-51200までの高感度に対応し、全画素読み出しによる4K動画記録を可能としている。他社の4K動画はイメージセンサーの中央約800万画素分をクロップして記録するため望遠よりになってしまうのだが、α6300の4K動画はレンズそのままでイメージ作りができるのだ。
2420万画素の大量な画像処理が必要であるため連写が苦手そうだが、α6300は動体を追従しながらでも秒間約11コマの連写を可能としている。また、被写体をディスプレイでしっかりと追える秒間約8コマの高速ライブビュー機能もある。
この連写性能はデジタル一眼レフカメラの領域であり、コンパクトなミラーレスカメラで実現できることは脅威だ。
操作系は、シャッターボタンの根元が電源スイッチとなっており、使いやすい。設定の変更は上面のコントロールダイヤルと背面のコントロールホイールで行う。ボディはAPS-Cサイズのミラーレスカメラとは思えないほどコンパクト。しかしながら、グリップ部分は大きく張り出しており、しっかりとホールディングできる。このコンパクトだけど使いやすいデザインは先代「NEX」シリーズから受け継がれている。
キットレンズはコンパクトな沈胴式の「E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS」で、電源オンでレンズが自動で飛び出す。ズーミング操作はズームリングを回して操作するほかに、スイッチ操作でズーミングできるパワーズーム機能を搭載する。これは動画撮影時の滑らかなズーミングに役立つ機能だ。
モードダイヤルには初心者でも扱いやすい「おまかせオート」や「パノラマ撮影」モードなどに簡単に切り替えて使うことができる。
背面モニターは3.0型のワイド液晶。ピント合わせを補助するピーキング表示や、水平の確認ができる電子水準器表示もある。コントロールホイールには4方向のボタンも兼ねており、それぞれにドライブモードやISO設定などが割り当てられている。
背面モニターにはハイポジション、ローポジション撮影に役立つチルト機能があり、静止画撮影や動画撮影に役立つ。美しい映像が記録できる4K動画撮影時には、しっかりと三脚に固定して撮影したいもの。その時このチルト機能の便利さと、滑らかなパワーズームの良さを実感する。
コンパクトな中にメカや操作系がぎっしりと詰まったソニーらしいα6300、次回は機能について紹介する。
記事提供:クチコミ.jp(http://kuchikomi-web.jp/blog)
数年前のミラーレスカメラは、オートフォーカススピードがコントラスト検出方式であるため、一眼レフカメラのサブ機のようなポジションだった。しかし、最新のミラーレスカメラは各社様々なオートフォーカス方式を開発し、一眼レフカメラに匹敵するようなフォーカススピードを実現している。
なかでもソニーは、イメージセンサーに像面位相差AFセンサーを搭載することでオートフォーカススピードの向上だけではなく、動体追従性も実用的なものとしている。
スポーツ撮影や、レーシングカーの撮影をしないからそこまでの機能はいらないと思われるかも知れないが、動き回る子どもの撮影ではカメラを向ければ自動で顔認識を行い、しっかりと子どもの顔にピントが合う。そして、そのまま子どもの顔を追従し続けるのだ。
これを一眼レフカメラで行おうとすると、まずは子どもの顔にピントが合うように、フォーカスポイントを子どもの顔に合わせる手間を経て、シャッターボタン半押しによるオートフォーカスをスタートする必要がある。
このように、ミラーレスカメラは誰でも簡単に本格的な「動体」撮影ができる道具に進化していると言ってもいいだろう。
α6300は画面全域がAFエリアとなっているため動きものに強いだけではなく、自由な構図でピント合わせができるというメリットがある。
この像面位相差AFセンサーが搭載されるのは新開発の有効画素数2420万画素のAPS-C「Exmor CMOSセンサー」だ。
ISO感度は100-51200までの高感度に対応し、全画素読み出しによる4K動画記録を可能としている。他社の4K動画はイメージセンサーの中央約800万画素分をクロップして記録するため望遠よりになってしまうのだが、α6300の4K動画はレンズそのままでイメージ作りができるのだ。
2420万画素の大量な画像処理が必要であるため連写が苦手そうだが、α6300は動体を追従しながらでも秒間約11コマの連写を可能としている。また、被写体をディスプレイでしっかりと追える秒間約8コマの高速ライブビュー機能もある。
この連写性能はデジタル一眼レフカメラの領域であり、コンパクトなミラーレスカメラで実現できることは脅威だ。
操作系は、シャッターボタンの根元が電源スイッチとなっており、使いやすい。設定の変更は上面のコントロールダイヤルと背面のコントロールホイールで行う。ボディはAPS-Cサイズのミラーレスカメラとは思えないほどコンパクト。しかしながら、グリップ部分は大きく張り出しており、しっかりとホールディングできる。このコンパクトだけど使いやすいデザインは先代「NEX」シリーズから受け継がれている。
キットレンズはコンパクトな沈胴式の「E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS」で、電源オンでレンズが自動で飛び出す。ズーミング操作はズームリングを回して操作するほかに、スイッチ操作でズーミングできるパワーズーム機能を搭載する。これは動画撮影時の滑らかなズーミングに役立つ機能だ。
モードダイヤルには初心者でも扱いやすい「おまかせオート」や「パノラマ撮影」モードなどに簡単に切り替えて使うことができる。
背面モニターは3.0型のワイド液晶。ピント合わせを補助するピーキング表示や、水平の確認ができる電子水準器表示もある。コントロールホイールには4方向のボタンも兼ねており、それぞれにドライブモードやISO設定などが割り当てられている。
背面モニターにはハイポジション、ローポジション撮影に役立つチルト機能があり、静止画撮影や動画撮影に役立つ。美しい映像が記録できる4K動画撮影時には、しっかりと三脚に固定して撮影したいもの。その時このチルト機能の便利さと、滑らかなパワーズームの良さを実感する。
コンパクトな中にメカや操作系がぎっしりと詰まったソニーらしいα6300、次回は機能について紹介する。
記事提供:クチコミ.jp(http://kuchikomi-web.jp/blog)