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 香取慎吾(39)の芸能界引退を一部メディアが報じ、波紋を呼んでいる。報道によると香取慎吾は近しい関係者に引退の意向を伝え、ジャニーズ事務所にも了承されているという。突然のビッグスクープとも言える話題だが、香取慎吾はもちろんのこと、ジャニーズ事務所からも公式にコメントは出されていない。また続報もないだけに、信憑性が低いとみる関係者も少なくはない。

 しかし、実際にSMAP解散後の活動に関して、香取のみ予定が明らかにされていない。レギュラー番組の『SmaSTATION!!』(テレビ朝日系)や、『おじゃMAP!!』(フジテレビ系)の継続もどうなるところか気になるところだ。こうした状況の中、関係者は中居正広(44)の動向も踏まえ次のように語っている。

「以前から中居はジャニーズを退所し、“中居組”ならぬ新たな活動拠点を作ると囁かれています。この中居組に香取も追随するという説の方が現実的だと思いますね。それが裏方か表舞台かはわかりませんが、完全に足を洗うことはないかと。芸能界に嫌気がさしたのではなく、木村拓哉(44)に嫌気がさした部分が大きいはずですから」(芸能関係者)

 香取は、1998年に『しんごのいたずら』を出版するほど絵に評価があり、SMAPのライブ演出を行うなど、アートな才能を持ち合わせている。仮に香取が本当に引退するとしても、表舞台から引退し、ライブやアートワークなどで芸能界に関わっていくという説が濃厚だろう。

 そんな香取の所属先と言われている“中居組”だが、実際に立ち上げるとなると問題に考えられるのが、ジャニーズ事務所からの圧力だ。

■”中居組”設立にジャニーズは了承済の声も

 芸能界では個人事務所を立ち上げると、元の事務所から圧力をかけられ、活動を制限されることが多々ある。特にジャニーズの場合は、メリー喜多川副社長(89)や藤島ジュリー景子副社長(50)という“二大巨頭”が権力を握っている。そのため、木村以外のメンバーがこぞって事務所を抜けるとなると、彼女たちの逆鱗に触れるのは必至だ。しかし最近では、メンバー全員と事務所との関係が円満決着したと、一部メディアが報じているようだ。

「ジャニーズ側は、中居たちが事務所を離れても活動に圧力をかけないと言っているようです。事務所の力が牛耳っているということをSMAP騒動で露呈したことにより、ジャニーズグループの全てのファンが予想よりも離れてしまい、様々な悪影響が出ています。これ以上SMAPメンバー達がやることに口を出さないほうが良いという判断でしょう」(前出・芸能関係者)

 圧力自体を掛けることは事務所としては容易いことだろう。しかしそれ以上に、事務所のマイナスイメージを危惧しているのだとか。ちなみに、中居組に所属するタレントたちは、キムタクとの共演をNGにすることは間違いないという。他のメンバー同士との共演はあるのかもしれないが、5人が揃う姿はもう解散以降二度とないのかもしれない。

文・安藤美琴(あんどう・みこと)※1974年東京都出身。大学在学中にフリーライターとして活動を始め、『東京ガールズジャーナル』(セブン&アイ出版)、『パチンコ攻略の帝王』などに寄稿。現在は女性向け読み物系の記者・編集者として活躍中。