プロが指南!悩み別(薄眉・ボサ眉・左右非対称)「美人眉」の作り方
アイメイクの中でも苦手な人が多い“眉”。ナチュラルな美人眉が理想なのに、眉を抜きすぎて毛が生えない、しっかり生えすぎて剛毛、左右が不揃いなど人それぞれ眉毛の悩みはつきませんよね。
そこで今回は、プロのヘアメイクで年間1,000人以上の女性を美しく変身させている筆者が、薄眉・ボサ眉・左右非対称の3つの悩み別“美人眉”の作り方をご紹介しましょう。
■薄眉はアウトラインを書く
眉毛全体が薄いと、皮膚と眉との境目がぼやけて全体的にのっぺりした印象に。
ナチュラルに見えるからと最初からシャドーで描いてしまっては、ぼやけた印象を消すことはできません。
まずは、アイブロウ用のペンシルライナーでアウトラインをしっかりと描きましょう。そうすることで眉に立体感が生まれて目元がハッキリして見えます。
この時、アウトラインだけ描くのではなく必ず中もきちんと塗りつぶすこと。眉全体の毛量を均一に増やすように描き込みましょう。そして、ライナーで描いた上から明るめのブラウンシャドーでぼかします。そうすることでライナー特有の“描きました”感を消すことができます。
■ボサ眉は自然な毛流れを活かす眉カットを
そのままのナチュラルな眉も良いけれど、もともとしっかり生えているものだと野暮ったい印象に。
正解は、アウトラインを出すように眉ハサミで無駄毛を処理すること。
この時のポイントは、眉ハサミの“側面”を使ってアウトラインの余計な無駄毛だけカットすること。眉コームを当ててばっさりと全体の毛量をカットしてしまうと、“海苔”を貼り付けたような不自然な眉になってしまいます。
全体は自然な毛の流れを生かすことで、よりナチュラルな美人眉を作ることができますよ。
■左右非対称はまず片側に理想形をつくる
眉山の位置が左右不揃いのまま描いてしまうと、よりアンバランスさを強調してしまいます。
まずは、左右どちらが理想の形に近いかを見極めて、その眉を先に仕上げましょう。ライナーやシャドーを使ってアウトラインを整えます。そして、もう一方の眉は仕上げた眉に形が揃うように、眉山が高すぎるなら思い切ってカットしてしまって!
なだらかな“への字”をイメージして形成していくことがポイントです。
いかがでしたか? ポイントは“自然な毛量”と“なだらかなへの字”にあります。ぜひ、今一度自分の眉毛の悩みと照らし合わせて“美人眉”に近づけてくださいね。
【筆者略歴】
※ 古賀真知子 ・・・ メイクアップイマジンbyオフィスノムラ主宰。撮影関係のヘアメイクをこなす傍ら、美容家として一般女性に美しくなるための様々なビューティプログラムレッスンを行っている。モットーは「女性は内・外側から美しく」。