乾燥する季節はコレで!プロが教えるカンタン化粧直し術
乾燥に悩まされる秋冬シーズンが迫ってきました。キレイなメイクを保つために必要になってくるのは化粧直し。
「気付いたら乾燥でファンデーションがボロボロに……その上から重ねてもキレイにのらない!」なんて悩みを持たれている方も多いのではないでしょうか? 実は洋服やメイクを衣替えするように、化粧直しの仕方も“衣替え”が必要。
そこで今回は、ニューヨーク、ロンドンと海外の流行を生み出すランウェイのバックステージでメイクをしていた筆者が、乾燥の季節用の化粧直し法をご紹介します。秋冬の乾燥対策用の化粧直しの仕方をマスターして、キレイなメイクをキープしましょう!
■ファンデーションの部分直しを知ること
大体これからのシーズンの化粧くずれは、乾燥によるひび割れ、粉ふき、もしくは乾燥からくる皮脂過剰分泌が原因ではないかと思います。メイク落としで拭き取ってしまうと他の部分も崩れてしまい、全体的にやり直さなければいけないことに……。
出先でも手間にならない、部分的にファンデーション崩れをなおす方法をマスターしましょう。その日の気候によっても使い分けるのがポイントです。
■水分&保湿スポンジ使い
(1)まず小さいスポンジに水分を含ませ、しっかり絞ります。スポンジが大きい場合は使いやすくカットしましょう。
(2)そのスポンジに保湿クリームをなじませましょう。付けすぎには注意!
(3)ファンデーションが崩れている部分を優しく叩き込むようになじませます。
(4)肌が滑らかになったら、ファンデーションを再度塗布します。
スポンジに水分を含ませてから保湿クリームを含ませることで、絶妙なバランスで水分、油分を与えることができるんです。水分だけでは再度乾燥に悩まされ、油分だけでは充分になじみづらく、上から塗布するファンデーションも滑ってしまいます。
スポンジの面積を小さくすることで細かい直しが簡単にできますよ。
■水分オイルコットン使い
(1)コットンの端にお水を少し含ませ、絞ります。お肌の上で滑らかに動く程度の水分は残しましょう。絞りすぎるとお肌の負担になります。
(2)スキンケア用のオイルを水分を含ませたコットンの部分に数適なじませます。
(3)崩れてしまった部分を軽くなじませるように滑らせ、指で優しく叩き込みます。
(4)充分になじんだ後にファンデーションを最後に塗布します。
オイルを使うことで、より保湿効果を高めながら化粧直しができます。乾燥がひどい時にはこのように直しましょう。
■究極即席直し
時間が無い時の乾燥直しに役立つもの、それはワセリンです。ワセリンを乾燥部分に馴染ませて乾燥対策の保湿をした後に、ファンデーションを上から馴染ませます。こちらはニベアで代用しても結構です。
キレイに直したい時は先にご紹介した2つの方法をオススメしますが、時間がない時用にひとつ持ち歩いておくととても便利です。
もし上からパウダーファンデーションで重ねる場合は、小さい筆で薄く重ねましょう。化粧直しを何度もしなくていいように、再度崩れないようにすることも必要です。充分な保湿効果をプラスしながら、滑らかで美しいお肌状態を保ちましょう!
【筆者略歴】
※ 小笠原彩 ・・・メイクアップアーティストとしてロンドン、NY、東京とランウェイや雑誌・広告のメイクを手掛けハリウッド女優顧客も持つ。2015年に美容プロデュース・コンサルティングの会社を立ち上げ、アジア方面での貢献事業、講演、商品開発も行っている。
【画像】
※ Irina Bg / shutterstock