「Chu Chu」より

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 10月1日公開の映画『CUTIE HONEY-TEARS-』の予告編が7月22日に公開された。西内まりや(22)が主演を務めることが決まって以来、お色気が売りである本シリーズのイメージを破壊するような発表の連続で、物議をかもしている。

■「全然セクシーじゃない」と話題に

 今回西内が出演するのは、かつて佐藤江梨子(34)や原幹恵(29)などグラビアアイドルが主役を演じてきた実写版の「キューティーハニー」シリーズ。西内は美しきアンドロイド・如月瞳(ハニー)に扮し、人類滅亡の危機に立ち向かう。ネット上ではすでに、同作の予告編を公開。バトルシーンや変身シーンの他、西内が歌う主題歌『BELIEVE』も披露されている。

 西内本人はバトルスーツに関して、「アクションをしやすいようにストレッチ性もあり、体のラインも出る大胆な衣装でした。所々にハートのマークがデザインされていてカッコよさと可愛らしさが感じられるデザイン」などとコメントしている。

 そんな本作について、女性向けのネット掲示板などを中心に、批判が広がっている。主に作品のイメージ破壊に言及して「きゅきゅっとぼいんな女の子はどこですか?」「キャラクター性や魅力が全くに近いレベルで伝わってこない」「(バトルスーツの)胸元がスカスカで安いソファーみたい」と辛辣だ。

 西内の近年の活動は、多方面に渡る。ドラマや映画、CM、各種イベントに出演し、24日にはソフトバンクの始球式に登場。一方、ファッションモデルとしては2015年7月にファッション雑誌『Seventeen』の専属モデルを卒業した。

 歌手業には力を入れる様子で、今年5月には5thシングル『Chu Chu/HellO』をリリース。一部インタビューで「歌手活動はモデルより先にやっていた原点」などと主張していた。だがシングル売上ランキングでは最高18位と冴えない。過去には日本レコード大賞や日本有線大賞の新人賞・優秀賞などに選ばれた際はヤラセ疑惑が取り沙汰されていた。

 そして今回の「キューティーハニー」。女性ファンを中心に、西内に対しても「売り方を間違えた」「全部が中途半端」とあられもない非難が飛んでいる。

「ストーリーもバトルスーツもキャスティングも、お色気ではなく、大人の事情がいっぱい詰まった感触が満載。キャスティング発表時からの非難を覆せておらず、誰向けの映画なのか不明瞭で客層がブレブレ。爆死しても不思議でない状況」(報道関係者)

 女優業や歌手業で何かと非難を受ける西内。絶大な人気を誇るモデル業に専念したほうがよさそうな気もするが……はたしていかに。

文・佐々木浩司(ささき・こうじ)※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。