レンジャーズ・ダルビッシュ有【写真:田口有史】

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ブルペンで18球、投手コーチ絶賛「最高に良かった」、打者相手の投球も解禁間近!?

 レンジャーズのダルビッシュ有投手が19日(日本時間20日)にブルペンでの投球練習を行い、ダグ・ブロケイル投手コーチから「今まで見た中で最高のスライダー」と絶賛されている。地元紙「スター・テレグラフ」が報じている。

 記事によると、アリゾナ州サプライズでスプリングトレーニング中のダルビッシュはブルペンで18球を投げたという。右腕は2日前に25球を投げていた。

 昨年3月に右肘靭帯部分断裂でトミー・ジョン手術を受け、復帰を目指しているエースの18球を見守ったブロケイル投手コーチは、「彼は全ての球種を投げていた。おそらく私が見てきた中でも最高のスライダーを投げていた。2日前のスライダーのキレは良かったが、ストライクゾーンの近くに決まっていなかった。今日は最高に良かった。ストライクゾーンにも決まっていた」と、ダルビッシュの決め球スライダーの切れ味を手放しで絶賛したという。

初めて打者相手の投球練習は27日か28日!?

 記事では、今回の中1日でのブルペンでの投球練習は、志願によるものだったとしている。ブロケイル投手コーチは当初、前回から中2日で20日に投球練習を行い、球数を増やそうとしていたが、中3日で行われた17日のブルペン投球にダルビッシュが満足できなかったからだと明かしている。

「彼は前回のブルペンが少し不安定だったので、投げることを希望したんだ。彼を責めるつもりはない。登板間隔が3日も開くことは彼にとって長すぎたようだ」

 次回のブルペンは21日の予定。記事によると、投手コーチは腕力を取り戻すために速球に集中させる計画とし、ブルペンでの球数が50〜55球に到達した時点で打者相手の投球練習を再開することになると説明。これは27日か28日になる見込みだという。

 絶対的エースは復活への階段を着実に上っているようだ。