【米国はこう見ている】田澤純一が年俸調停を申請 年俸約4億円にアップするとの予想も
3年連続60試合以上に登板、昨年は申請後に合意し年俸調停は回避
レッドソックスの田澤純一投手が年俸調停を申請したと地元メディアが伝えた。3年連続60試合以上に登板した右腕は、年俸アップが確実と見られている。
地元紙「ボストン・ヘラルド」のスコット・ラウバー記者はツイッターで「レッドソックスのピッチャー、ジョー・ケリー、ロビー・ロスJr、ジュンイチ・タザワは調停を申請した。金額は、金曜日に取り交わされる」と報告。球団の提示額と田澤側の希望額は15日に提出されるという。
メジャーではMLB在籍期間が3年を超えると年俸調停を申請する権利を得られる。選手側の当然の権利と見られており、NPBと違って申請する選手は多い。ただ、実際に年俸調停が行われるまで交渉が難航するケースは少なく、その前にお互いが歩み寄って契約に合意するパターンがほとんどだ。
田澤は昨年も申請したが、その後、1年225万ドル(約2億7000万円)で合意。年俸調停を回避していた。
ラウバー記者は「タザワ、ケリー、ロスは昇給するだろう。交渉は2月の公聴会まで続けられる」ともレポート。田澤の年俸アップは確実との見方を示した。330万ドル(約3億9000万円)になるという移籍情報サイト「トレードルーマーズ」の予想も紹介している。
昨年はシーズン終盤を休養にあてたものの、61試合に登板。2勝7敗3セーブ16ホールド、防御率4.14の成績だった。レッドソックスのブルペンを支える右腕に、今オフはどのような評価が与えられるだろうか。