大都市といえども、NYやLAに比べるとマイナー感たっぷりのシカゴ。
最近の日本では、シカゴと言えば「ギャレットのポップコーン」と答える人が少なくない。
そんなシカゴにも、誰でも納得するスーパースターが存在する。
その名もマイケル・ジョーダン。

バスケットボールの神様とさえ言われている彼は、引退後でも世界中にたくさんのファンがいるアスリートの一人だ。
NBAシカゴ・ブルズを6回もの優勝に導いたということもあり、シカゴ市民にとっては永久なヒーローであり、今でもシカゴと言えば「MJ」と即答する人が多いのも事実だ。
ファン達が彼の引退後も支持しているのがナイキのエア・ジョーダン「スニーカー」。そんなスニーカーやグッズが手に入るジョーダンブランドのストアがシカゴにオープンした。




開店数日前からテントを張った行列ができていたのは、お目当てのスニーカーを手に入れるため。
限定品もあるので、店に行ったからといって買えるわけではなく早いもの勝ちだった。
シカゴらしいのは、数日並んで手に入れた靴を迷いもなく1ブロック先の角で売りさばいている、というところ。プロフィット目当ての人とコレクターファンの人とも特に大きな問題にもならずにオープンした。


「ずっとMJの大ファンだけど、8歳〜9歳の頃かな1980年代の中期。母親が買ってくれた初のエア『スカイ・ジョーダン』が僕にとってはもの凄く大切な物だった。それからコレクションが始まって、少なくとも100足くらいはあると思うよ。長い月日がかかっているけどね。毎日ほとんどジョーダン履いているし。最近ではOGリマスタードに興味を持っているんだ」というのは店内で出会ったMJ大ファンのニック。

今日は何を着ているのか、教えてくれる?
「キャップはブルズ! ジョーダンの白のフライトシンボルが入った普通のハーフパンツと黒と赤のジョーダン靴下。そしてスニーカーはBred11だよ。トップスもジョーダンの記念Tシャツ。ジョーダンプロダクトを常に身につけていると気分がすごく良いんだ」

「シーズン始まったばかりだし、今期のシカゴ・ブルズに期待しているよ」というニック。
自らも子供チームと発達障がい者のバスケチームのコーチをしている。バスケットボール抜きにジョーダンは語れない、とも言っていた。

店内一階は商品、二階はバスケットボールコートがある体育館になっていて、ワークショップなどが開催される予定のようだ。

どこもかしこもジョーダン一色。
MJファンにとって、この場は少しでもマイケル・ジョーダンに近い場所になっているのかもしれない。

シカゴへいらした際にはぜひ、ジョーダンストアに立ち寄ってみてください。
(シカゴ/あらた)