27日放送、フジテレビ「世界のイイね映像!秋の祭典スポーツ顔力王〜有名人の意外な顔も見られちゃうSP」では人気スポーツ選手の知られざる一面をフィーチャー。番組後半では数々のホームランボールを手にしてきた“ある男性ファン”を取り上げた。

その男とは、ザック・ハンブル氏。アレックス・ロドリゲスの記念すべき3000本安打となったホームランボールを獲得したファンである。驚くべきはAロッドに限らず、バリー・ボンズの724号やデレク・ジーターの254号などこれまでに幾つものホームランボールを手に入れてきた点だ。

ホームランボールを獲得するため年間90試合をスタジアムで観戦するというザック氏は、バッターのクセを分析しホームランボールが飛んできそうな位置を割り出し、年間シートを購入。「過去のデータを元に席を確保したら、その場に居続けること」と語っている通り、あとは辛抱強く待ち続けるのみとしている。

またホームランボール以外も含めれば、球場で得たボールの数は8375個(収録日まで)にもなるというザック氏。30ヶ国語に翻訳した「ボールを下さい」というメモを携帯し、試合前に練習する選手の母国後で話しかけてはボールを貰っており、番組では松坂大輔(当時:レッドソックス)に「ちょっとボール投げて下さい」と日本語で話し掛け、実際にボールを貰った時の映像も紹介された。

そんなザック氏は、母親が経営する古本屋で働いているものの、母親は「正直、ボール集めなんて辞めて欲しいわ」と呆れ顔。それでも同氏は、用具がなくて野球ができない子供達のチャリティー団体を支援、Aロッドのホームランでは記念ボールを球団に返還する条件として1800万もの寄付金を取り付けている。