ローソンと提携予定のスリーエフってどんなコンビニ?お店に行ったり広報に話を聞いてみた

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ローソンとスリーエフの提携が8月31日に発表された。高知のスリーエフがローソンに鞍替えしたという例はあるが、今回はローソンがスリーエフの株を約5%ほど取得し、共同での商品開発や仕入れを行う意向だという。

スリーエフは1979年に神奈川県横浜市で誕生し、現在は南関東を中心に558店舗(2015年9月1日現在)を構えるコンビニエンスチェーン。三大チェーンに比べると数は少ないが、このエリアでは一定の知名度があり、Tポイントの使用も可能だ。

「そういえば学生時代、校舎近くのスリーエフに行っていたけど最近は全然行ってないな……」と思い、あらためて会社近くのスリーエフに行ってみた。

都内のスリーエフにGO!


都内某所のスリーエフはこんな感じ。ビルの1階にある店舗で、外観は他のコンビニと比べても大きな違いはない。



訪れた店舗はややごみごみした印象を受けたが、品ぞろえは他のコンビニと同様に充実している。自社のプライベートブランドも扱っていた。



訪れた時間がお昼過ぎといったこともあり、お弁当やお惣菜はやや少なめ。オフィス街の店舗だったので、午前中に行くと商品がたくさん置いてあるのかもしれない。



コンビニではすっかり定着したセルフ式のコーヒーも扱っている。大手3社はブレンドコーヒーを提供しているが、スリーエフはシングルオリジンでホット2種類、アイス1種類を扱っている。ドーナツは置かれていなかった。



今回はアイスの「エチオピア シダモ」を飲んでみたが、他のコンビニに比べるとわずかに酸味が強く、やや深めに炒られたコーヒーの味は100円とは思えないほどだった。



スリーエフの今後、特徴は?


なお、スリーエフの本部に問い合わせてみたところ「まだ提携協議が始まったばかりなので、今後のポイントの扱いや、商品開発などについては具体的に決まっていない」とのこと。

スリーエフと大手3社コンビニとの違いを聞いてみると「本部が横浜にあるので、神奈川県素材を使ったフェアメニューを多く商品化しています。例えば『湘南ゴールド』という柑橘類を使ったデザートや、相模原市のブランド卵『さがみっこ』を使ったプリンなどです。大手さんよりも規模が大きくないので、より地域に根ざしたコンビニになれればと考えております」とのことだった。

ローソンは沖縄の店舗をはじめとし、地域に根差したメニュー開発に力を入れているので、こういったメニューがローソンでも販売されることは将来的にあり得そうだ。


(やったー麺)