「かき氷専用醤油」をかけてかき氷を食べてみた しょっぱくなくて想定外の絶品!

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近所の氷問屋がかき氷を販売しているのですが、絶品です。氷は瑞々しいし、シロップはフルーティ。この夏は暇さえあれば通い詰め、いつの間にか全ての味を制覇してしまってました。
こうなったら、今度は何か他の味でかき氷を味わってみたいなぁ……。

なんてことを考えてたら、絶好のブツを発見! 大正2年創業の老舗醤油醸造元「ごとう醤油」(福岡県北九州市)と商品企画会社「YK STORES」(福岡県北九州市)が7月より発売している、その名も『老舗醤油醸造元がマジメに作った かき氷専用醤油』が興味深いのです!
想像してください。かき氷に醤油をかけるんですよ? ……うぇっ、美味しくなさそう。だって、しょっぱそうじゃないの。

老舗の職人が開発した上品な甘みの醤油


と思いきや、どうやらしょっぱくないらしい。Amazonの商品ページには、こう書いてありました。
「今回専用に醸造した甘口醤油に特製の鹿児島奄美の黒砂糖を加える事で上品な甘みを実現致しました」
大正2年創業の老舗醤油醸造元が100年近く培われた醤油醸造のノウハウを注ぎ込み、しかも醤油職人が幾度となくテイスティングを行って、この醤油は完成したのだそう。
「毎年夏になると食べたくなるかき氷ですが、毎年同じ味では飽きてしまいます。『せっかくなら面白くて美味しいシロップを開発したい!』と考え、この醤油を開発いたしました」(YK STORES代表・吉田さん)

これ、気になりますよねぇ? 老舗醤油醸造元の職人さんが本気になったのだから、クオリティは高いはず。しかし、甘いとはいえ醤油です。本当にかき氷に合うのかしら。
……というわけで、実際に『かき氷専用醤油』を取り寄せましょうか。かき氷の新境地を、体験してみますよ!

かき氷専用醤油を取り寄せてみた


そして、数日後。無事に、醤油が届きました。


ボトルは、いかにも醤油っぽいそれ。思わず、焼き魚にかけたくなってきます。

しかし、今回は目的が違う。シロップをかけていないかき氷を用意し、意を決してこの醤油をかけてみます!

トクトクトクトク、あっという間にかき氷が醤油色になってしまいました……。大丈夫なのか、これは。


では、いただきます。……美味しい、文句なしに!

一口目は主にしょっぱさを感じるのだけど、コンマ数秒後には甘さがやって来る。それも、奥深き“和”の甘み。みたらし団子の蜜にも似てますが、もうちょっと複雑です。甘みだけでなく、その芯にある醤油テイストを実感できるから。香りも、完全に醤油のそれだし。通常の醤油より、粘度が少し強い気もしてますね。
何しろかき氷って、食べてる途中で飽きちゃったりするじゃないですか? でも、この醤油なら、ガッツリ行ける。いっぱい、食べたい! 想定外に絶品でした。

そんな『老舗醤油醸造元がマジメに作った かき氷専用醤油』は、Amazonか一般販売(一部のスーパーマーケット等)にて購入することができます。価格は580円(税込)。

「一般的なシロップに比べ甘すぎず、バランスの良い甘さにしております。どちらかといえば大人向けですが、夏場の塩分補給としてお子様にも召し上がっていただければと考えています」(吉田さん)

ちなみにこの醤油、かき氷以外でも活用法がある模様。
「バニラのソフトクリームやアイスクリームとの相性が良いので、一年中お使いいただけるかと思います」(吉田さん)

かき氷の新境地であり、甘みの新境地であり、醤油の新境地でもある。私は今度、パンやヨーグルトにもかけてみるつもりです!
(寺西ジャジューカ)