「連続テレビ小説 まれ Part2 」NHK出版 

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朝ドラ「まれ」(NHK 月〜土 朝8時〜)8月7日(金)放送。第19週「潮時じゃがいもガレット」第113話より。脚本:篠崎絵里子(崎の大は立) 演出:渡辺一貴

113話は、こんな話


一徹(葉山奨之)に塩田を継がせるためにトレーニングさせる希(土屋太鳳)。
でも前途は多難。そもそもなぜ急に一徹が塩田を継ぐ気になったかというと、みのり(門脇麦)が妊娠したからだったのでした。妊娠のニュースにみんな大喜びします。

今日の、つっこ「まれ」


一徹を鍛える一連のエピソードがベタに次ぐベタ。
希が一徹を鍛えていると、姑の直美(藤吉久美子)が希のことを鍛えだすとか、
塩田作業がやっぱりできない一徹とか、ここまでベタな表現を堂々とやれるのも才能としか言えません。

今日の、勝手に名言


「徹さんは 夢でできてる人だもん」(藍子/常盤貴子)
ここまで夫についていける妻は立派です。
「笑って乗り切ろう」と笑わせるのは、以前、一子が希に「笑うまし」と励ましたのと同じパターンですけども、なんでも笑って乗り切ることは大事ですね。
それにしても、大泉洋の顔の筋肉の弛緩のさせ方、すばらしい。くすぶってる男感がこれ以上ないほど出ています。

今日の、名場面


徹と希の三文芝居と、お菓子つくってる希を見つめる圭太(山崎賢人)の愛情のこもった眼差し。前者はバカバカしさの極地で、後者はコントのりが多くてもせいいっぱいナイーブな感情を表そうとする山崎さんの健気さに心打たれました。
それから、「元治さん(田中泯)クイズ」ってセリフ。過去回のヒットを踏襲しています。「文さんクイズ」はシュール過ぎて名場面でした。そう、グルグル課長とか、前半はそれなりにトライが成功していたんですよね。惜しいです、ほんと。
(木俣冬)

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いまひとつ視聴率が伸びないが、奮闘は讃えたい。NHK朝ドラ「まれ」おさらい(54話までを総括))