店内がKAWAIIでイッパイ! 増田セバスチャンプロデュースのカフェが原宿に登場
8月1日、都内最大級面積の「KAWAII MONSTER CAFE」が原宿にオープンします。プロデューサーは、世界に誇る日本の“KAWAII”文化をけん引するアーティスト・増田セバスチャン氏。
オープンに先駆け昨日(30日)に内覧会が開催されたので、私も行ってきました!
増田 「とうとう、こんなカフェ作ってしまいました。90年代からずーっと思い描いていた夢を、今実現させたという感じがあります」
同カフェのコンセプトは「モンスターである原宿に食べられ、その中に入って行き、モンスターの食べたものと一緒に胃の中にいて、消化され、最後はお尻から出て現実へ戻る」というもの。スゴい世界観だ……。
増田 「海外の友達が日本に来た時、みんなを連れて行く店が無い。『原宿に来ても原宿らしい店が無い』ってよく言われていたので、みんなが思っている原宿を煮詰めて楽しめるカフェを作りました。外国の人も含め、たまり場になればいいなぁと思っています」
このカフェにはテーブルやソファ、カウンター席など193席があるとのこと。メインビジュアルでもあるスイーツ型のメリーゴーランドをはじめ、カラフルでファンタジックなアートなどを散りばめた4つのエリアで構成されています。
●座席がキノコや植物の「MUSHROOM DISCO」
カラフルで毒々しいキノコと宇宙植物が頭上を覆う大きな森。奥にはおしゃべりな淑女たちのシークレットエリアがある。トリップ感を味わえるエリア。
●動物と哺乳瓶を配置する「MILK STAND」
巨大なウサギ、ヒツジ、ユニコーンの頭上と大量の哺乳瓶。動物たちがミルクを飲むクレイジーなベビールーム。
増田 「家畜をモチーフにした動物たちがミルクを飲まされ続けて、ずっと飼育されているエリアですね。4つのエリアの中で一番毒々しいです。アーティスト的には“大きな社会に与えられ続けながら生きている”という構図をイメージしました」
●お菓子のエリア「Mel-Tea ROOM」
アリに導かれ砂糖の道しるべを抜けると、アイスクリーム、チョコレート、マカロンがとろけるティーパーティが。
増田 「マカロンのタワーが倒れていたり、コーヒーカップにはアリがたかっていたり、KAWAIIの中にも毒々しさがある。KAWAIIというのは、その裏にある狂気や幼児性ゆえの残虐さが内包されていますので、合わせて表現できたらと思っています」
●クラゲとウミウシのバー「BAR Experiment」
あやしく光る大きなクラゲに包まれたバーカウンターは、深海に潜むオトナ達の実験室。
増田 「10代の方は僕がやっていることについてこれると思いますが、それよりも20代後半の方が一緒に来てKAWAIIを大人の感性で遊んでほしいですね。ですので、バーカウンターはフルバーで用意してあります。限定のカクテルがありますし、『デンジャーカクテル』と呼ばれるスペシャルな怪しいドリンクも用意していますので、ここでは酔えますよ」
この4つのエリアだけでなく、カフェ全体にKWAIIがあふれてます。
増田 「設計・デザインから関わっていて、トイレもタイル1枚1枚からチェックしました。これだけ色があるとまとまりが難しく、色を見せるために他の色を抑えたり、色の調合はすごくこだわっています。昨日の夜まで直しが入ってます(笑)」
増田 「こういうぶっ飛んだカフェって食べ物は意外と普通だったりしますが、このカフェでは不思議なメニュー、またカラフルで『これ食べれんの?』みたいなインパクトのあるものが欲しいと思い、色々と考案しました」
●『カラフルレインボーパスタ(ペインター)』
ソースを絵の具に見立てている。「口の中で絵を描く」というイメージ。
増田 「最初はもっと色が薄くて『これくらい色が薄くないとお客さんも食べませんよ』と言われたんだけど、そうではなくて食べられるのか不安なくらいなレベルを狙いました。みんなが写真を撮りたくなるような遊び心を、メッセージとして込めています。一瞬見るとドギツイ色ですけれど、バタークリームだったりトマトソース、マスタード、バジルなどがかかっていて味もカラフル。一回で色んな味が楽しめる商品です」
●『カラフル ポイズンパフェ エクストリーム!』
増田 「これが、カフェの看板メニューです。普通は食べ物にポイズンとか付けちゃダメなんですけど、あえて僕は付けました。子どもの頃、グミって毒々しい色をいっぱい食べたくなるのに、大人になると食べたくなくなるでしょ? それをあえてもう一回回転し、子ども心に戻って食べていただきます」
オレンジ色はマンゴークリームだったり、水色はミントだったり、それぞれの色に味が付いており、全部混ぜ混ぜにして食べても楽しいです。
増田 「僕はベロが真っ青になるのが好きなんですけど、このパフェは色が5秒くらいで消えます。ちゃんと安全でおいしいものになってますね」
当日は人気双子モデルのAMIAYAも登場し、この『カラフル ポイズンパフェ エクストリーム!』を実際に食べてもらいました。
「すっごいおいしい!」って、バクバク食べてます。
「KAWAII MONSTER CAFE」は飲食業界初の取り組みとして、店舗のビジュアルアイコン・MONSTER GIRLのオーディションを増田氏監修のもと開催。彼女らは店員としてだけでなく、メディア取材の際のPR担当としても活動するそう。オーディションを勝ち抜き選ばれたMONSTER GIRLのメンバーはBABY、DOLLY、CANDY、NASTY、CRAZYの5人です。
増田 「象徴となる原宿のアイコンが必要だと考え、MONSTER GIRLを選びました。選ぶポイントとして一つ心に決めていたことは、本当に原宿に来ている子。そして、原宿の街でたむろしている子です」
5人の衣装は奇抜でコスプレのように見えるかもしれないけど、このコスチュームは増田氏による新しい原宿ファッションの提案です。
増田 「次の原宿にはこういった子たちがドンドン街にあふれ、新しいオリジナルのファッションが生み出されていく。そんな期待を込め、新しいファッションを提案しました」
ちなみに通常のカフェスタッフの制服デザインは、増田セバスチャン氏自身が手がけています。
増田 「MONSTER GIRLの中には英語がしゃべれる子がいますし、店員の中でも英語や中国語、韓国語をしゃべれる子がいます。そして海外のお客様には、お箸がプレゼントされます。おもてなしの心もカフェで味わってもらえればと思っています」
最後に、プロデューサーである増田セバスチャン氏からの意気込みを!
増田 「KAWAIIとは華やかさや派手さや奇抜さだけでなく、もはや哲学です。その哲学を原宿の子たちが作り上げていき、こうして具現化されました。例えば遊園地って、それはみんな海外から来たものなんですね。でもここは、初めて日本のクリエイティブだけで勝負している場所。われわれ日本人によるクリエイティブで、世界に出て行く。そんな風に考えています」
(寺西ジャジューカ)
オープンに先駆け昨日(30日)に内覧会が開催されたので、私も行ってきました!
増田 「とうとう、こんなカフェ作ってしまいました。90年代からずーっと思い描いていた夢を、今実現させたという感じがあります」
増田 「海外の友達が日本に来た時、みんなを連れて行く店が無い。『原宿に来ても原宿らしい店が無い』ってよく言われていたので、みんなが思っている原宿を煮詰めて楽しめるカフェを作りました。外国の人も含め、たまり場になればいいなぁと思っています」
4つのゾーンから好きなシートを選べる最新システム
このカフェにはテーブルやソファ、カウンター席など193席があるとのこと。メインビジュアルでもあるスイーツ型のメリーゴーランドをはじめ、カラフルでファンタジックなアートなどを散りばめた4つのエリアで構成されています。
●座席がキノコや植物の「MUSHROOM DISCO」
カラフルで毒々しいキノコと宇宙植物が頭上を覆う大きな森。奥にはおしゃべりな淑女たちのシークレットエリアがある。トリップ感を味わえるエリア。
●動物と哺乳瓶を配置する「MILK STAND」
巨大なウサギ、ヒツジ、ユニコーンの頭上と大量の哺乳瓶。動物たちがミルクを飲むクレイジーなベビールーム。
増田 「家畜をモチーフにした動物たちがミルクを飲まされ続けて、ずっと飼育されているエリアですね。4つのエリアの中で一番毒々しいです。アーティスト的には“大きな社会に与えられ続けながら生きている”という構図をイメージしました」
●お菓子のエリア「Mel-Tea ROOM」
アリに導かれ砂糖の道しるべを抜けると、アイスクリーム、チョコレート、マカロンがとろけるティーパーティが。
増田 「マカロンのタワーが倒れていたり、コーヒーカップにはアリがたかっていたり、KAWAIIの中にも毒々しさがある。KAWAIIというのは、その裏にある狂気や幼児性ゆえの残虐さが内包されていますので、合わせて表現できたらと思っています」
●クラゲとウミウシのバー「BAR Experiment」
あやしく光る大きなクラゲに包まれたバーカウンターは、深海に潜むオトナ達の実験室。
増田 「10代の方は僕がやっていることについてこれると思いますが、それよりも20代後半の方が一緒に来てKAWAIIを大人の感性で遊んでほしいですね。ですので、バーカウンターはフルバーで用意してあります。限定のカクテルがありますし、『デンジャーカクテル』と呼ばれるスペシャルな怪しいドリンクも用意していますので、ここでは酔えますよ」
この4つのエリアだけでなく、カフェ全体にKWAIIがあふれてます。
増田 「設計・デザインから関わっていて、トイレもタイル1枚1枚からチェックしました。これだけ色があるとまとまりが難しく、色を見せるために他の色を抑えたり、色の調合はすごくこだわっています。昨日の夜まで直しが入ってます(笑)」
増田セバスチャンの世界観を再現したカラフルで遊び心のあるフードメニュー
増田 「こういうぶっ飛んだカフェって食べ物は意外と普通だったりしますが、このカフェでは不思議なメニュー、またカラフルで『これ食べれんの?』みたいなインパクトのあるものが欲しいと思い、色々と考案しました」
●『カラフルレインボーパスタ(ペインター)』
ソースを絵の具に見立てている。「口の中で絵を描く」というイメージ。
増田 「最初はもっと色が薄くて『これくらい色が薄くないとお客さんも食べませんよ』と言われたんだけど、そうではなくて食べられるのか不安なくらいなレベルを狙いました。みんなが写真を撮りたくなるような遊び心を、メッセージとして込めています。一瞬見るとドギツイ色ですけれど、バタークリームだったりトマトソース、マスタード、バジルなどがかかっていて味もカラフル。一回で色んな味が楽しめる商品です」
●『カラフル ポイズンパフェ エクストリーム!』
増田 「これが、カフェの看板メニューです。普通は食べ物にポイズンとか付けちゃダメなんですけど、あえて僕は付けました。子どもの頃、グミって毒々しい色をいっぱい食べたくなるのに、大人になると食べたくなくなるでしょ? それをあえてもう一回回転し、子ども心に戻って食べていただきます」
オレンジ色はマンゴークリームだったり、水色はミントだったり、それぞれの色に味が付いており、全部混ぜ混ぜにして食べても楽しいです。
増田 「僕はベロが真っ青になるのが好きなんですけど、このパフェは色が5秒くらいで消えます。ちゃんと安全でおいしいものになってますね」
当日は人気双子モデルのAMIAYAも登場し、この『カラフル ポイズンパフェ エクストリーム!』を実際に食べてもらいました。
「すっごいおいしい!」って、バクバク食べてます。
ビジュアルアイコン“MONSTER GIRL”
「KAWAII MONSTER CAFE」は飲食業界初の取り組みとして、店舗のビジュアルアイコン・MONSTER GIRLのオーディションを増田氏監修のもと開催。彼女らは店員としてだけでなく、メディア取材の際のPR担当としても活動するそう。オーディションを勝ち抜き選ばれたMONSTER GIRLのメンバーはBABY、DOLLY、CANDY、NASTY、CRAZYの5人です。
増田 「象徴となる原宿のアイコンが必要だと考え、MONSTER GIRLを選びました。選ぶポイントとして一つ心に決めていたことは、本当に原宿に来ている子。そして、原宿の街でたむろしている子です」
5人の衣装は奇抜でコスプレのように見えるかもしれないけど、このコスチュームは増田氏による新しい原宿ファッションの提案です。
増田 「次の原宿にはこういった子たちがドンドン街にあふれ、新しいオリジナルのファッションが生み出されていく。そんな期待を込め、新しいファッションを提案しました」
ちなみに通常のカフェスタッフの制服デザインは、増田セバスチャン氏自身が手がけています。
増田 「MONSTER GIRLの中には英語がしゃべれる子がいますし、店員の中でも英語や中国語、韓国語をしゃべれる子がいます。そして海外のお客様には、お箸がプレゼントされます。おもてなしの心もカフェで味わってもらえればと思っています」
最後に、プロデューサーである増田セバスチャン氏からの意気込みを!
増田 「KAWAIIとは華やかさや派手さや奇抜さだけでなく、もはや哲学です。その哲学を原宿の子たちが作り上げていき、こうして具現化されました。例えば遊園地って、それはみんな海外から来たものなんですね。でもここは、初めて日本のクリエイティブだけで勝負している場所。われわれ日本人によるクリエイティブで、世界に出て行く。そんな風に考えています」
(寺西ジャジューカ)