懐かしいアレを思い出す イラストも自撮りも1分でスタンプにする自販機

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2020年に開催される東京オリンピックに向けて、県や観光地、企業などがインバウンド需要(外国人観光客向けの需要)に活路を見いだしている今日この頃。印鑑でおなじみのシヤチハタ株式会社も、こうした流れにもれず、新たな試みを発表しました。その名も「OSMO(オスモ)」。
“その場でオリジナルスタンプが作れる自動販売機”というサービスで、来年2016年から提供を開始すると明らかにしたのです!

【1分でオリジナルスタンプが作れる自販機……だと?】


「OSMO」の特徴は、なんといってもオリジナルスタンプをその場で作製できるということ。タッチパネル操作によってお年寄りから子どもまで、直感的にオリジナルスタンプを作ることができるサービスなんだそうです。さらにシヤチハタ独自の印面加工技術を活用することで、作製時間は最長でもわずか1分というスピーディーさを実現! 水族館やテーマパーク、遊園地や動物園などに設置される予定ということで、2016年が待ち遠しい限りですよね。

そんな「OSMO」、スタンプのデザインの作製方法もとっても簡単。枠やフォント、マークなどを指でタッチしながら選択するだけ! たとえば京都の思い作りのために明朝体で和風なスタンプを。テーマパークならゴシックフォントでポップなスタンプに、と色々カスタマイズができそうです。

さらに「OSMO」がハイテクなのは、スマホなどのデバイスと連動させることで写真やイラストをスタンプにできるということ!
子どもの写真でスタンプを作ってあげたり、自作のイラストをスタンプにしたり。恋人がいるひとはツーショットのスタンプなんかを作って、ラブレターにポンポン押しちゃったりするんですかね? うわ〜楽しそうだ、コレ。まず恋人ほしくなるわ!

スタンプのサイズもカラーもバリエーション豊か。12mm丸〜53mm×53mmの角型印まで、7つのパターンがあるんだそうです。本体の色も赤、青、黄色、水色、ピンク、白と豊富で、作り手がカスタマイズできるのが嬉しいですよね。

【外国人にウケそうな魅力満載】


この「OSMO」、2020年の東京オリンピックも視野に入れた機能が搭載されている点にも注目したいところ。それが、多言語対応機能!
外国からの観光客の方でも簡単に記念スタンプが作れるという優れものなのです。もちろん英語の文字を入れることも可能なので、たとえば現地でお寺をバックに撮影したスタンプに「JOHN & ROLA」なんて名前を入れちゃってもOK! これはウケそう!

【昔あったアレを思い出しちゃう?】


そういえば、この「OSMO」、あるサービスを思い出しませんか? そう、1990年代に女子高生やOLの間で流行した「スタンプ倶楽部」です。スタンプ倶楽部は1996年にセガとデータイースト社が共同開発したサービスで、「プリント倶楽部」、「ネーム倶楽部」に続く第3弾として登場したもの。プリクラと同じような筐体に入り、自分の顔を撮影して入れたい文字を入力。1回500円で自分の顔のスタンプができちゃう、という当時は画期的なサービスでした。

今ではもう目にすることがなくなってしまったスタンプ倶楽部。しかし、若いころに「スタンプ倶楽部」で遊んだ人、そしてスタンプ倶楽部の復刻を望んでいた人にとって、「OSMO」はその期待を十二分に上回ってくれるサービスになりそうです! 2016年のトレンドとなるか!? 今からぜひチェックしてみてくださいね。
(ケノービ)