ファーウェイ・ジャパンの9980円のタブレット「MediaPad T1 7.0」とTVに繋がる便利なWi-Fiルーター「honor cube」を写真で紹介【レポート】
9.980円の格安タブレット

華為技術日本(以下、ファーウェイ・ジャパン)が5月20日に開催した「SIMロックフリービジネス・記者発表会」ではSIMフリーのスマートフォン(スマホ)「honor6 Plus」のほかにも9,980円(税抜)のAndroid 4.4(開発コード名:KitKat)を搭載した7インチタブレット「MediaPad T1 7.0」やホーム用無線LAN(Wi-Fi)ルーター「honor cube」も同時に日本国内で発売されることが発表された。

それぞれをこれらの新製品は楽天市場内のファーウェイ・ジャパン公式オンラインストア「V モール
」で販売が行われ、MediaPad T1 7.0は6月下旬に発売し、また、honor cubeはすでに販売が開始されている。

MediaPad T1 7.0は上述通りに9,980円と低価格のWi-Fi接続専用の低価格タブレット、そして、honor cubeはNAS機能(HDD内蔵モデル)を持つスタイリッシュなWi-Fiルーターでそれぞれ個性のある製品だ。今回は発表会で展示されていたこれらの2機種を写真で紹介したいと思う。


MediaPad T1 7.0は1.2GHzクアッドコアCPU(Spreadtrum製「SC7731G」)や1GB内蔵メモリー(RAM)、8GB内蔵ストレージと性能は控えめだ。その分価格を重視したモデルとも言える。

また、ディスプレイは約7インチWSVGA(1024×600ドット)IPS液晶を搭載し、解像度は低いが、視野角が広く見やすいのはありがたい。ターゲットは初めてのタブレットや、スマホと併用するための2台目なのだという。


背面は上下にホワイトのライン、銀色の部分は”アルミ風”の加工がなされており、一見重そうに感じるが重さは約278gだ。バッテリーは4100mAhで取り外すことはできない。


右側面にはmicroSDカードスロット、ボリュームキー、電源キー(写真=上)、左側面には何もない(写真=下)。


上面には3.5mmイヤホンマイク端子(写真=上)、下面にはmicroUSB端子がある(写真=下)。


カメラはリアカメラ、フロントカメラともに200万画素。


UIは同時に発表があったhonor6 Plusと同じEmotion UI 3.0が搭載されている。性能は価格なりに割り切ったものだが、リビングなどに置いてちょっとした調べ物をするような用途など、買ってから使い方を考えることができる丁度良い価格設定だ。


MediaPad T1 7.0は、販売価格9,980円(税別)でV モールでの取扱となる



honor cubeはWi-FiルーターとNAS、メディアプレイヤーを兼ね備えたSTB(セットトップボックス)だ。HDMIケーブルでテレビに繋いで内蔵のハードディスクや外部のメモリーの写真や動画を観ることができる。STBの機能は1.5GHzデュアルコアCPUを搭載したAndroidで、ルーターの機能は1.0GHzデュアルコアCPUを搭載したLinuxのハードウェアが搭載されえおり、それぞれが独立して動く。ハードが独立しているため、例えば、STBで動画を視聴していてもルーターはその影響をまったく受けずに動作するのだという。

ハードディスクなしモデルが12,800円(税別)、1TBのハードディスクを内蔵したモデルが19,800円(税別)、Wi-Fiの対応規格はIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠で、対応周波数帯は2.4GHzおよび5.xGHz、また、Concurrent 2×2 MIMOに対応する。有線LANは10および100Base-Tとなる。


honor cubeをTVに接続し、各機能は付属のリモコンで操作する。TV対応のAndroidアプリ(APK)をSDカードなどに入れて、honor cubeで動かすことも可能だ。標準ではファイルマネージャーと簡易YouTube再生アプリが内蔵されていた。


スマホにコントローラーアプリ「Huawei HiLink」アプリを入れることで、スマホの写真や動画をhonor cubeにバックアップができる。バックアップはWi-Fi接続されたらすぐバックアップするモードのほかに、バックアップしたい写真を選んで行うことも可能だ。


まるで空気清浄機のようなデザイン。上部のパネルを押し込むと蓋が外れて内蔵HDDへ簡単にアクセスできるようになっている。


ハードディスクなしモデルは市販の2.5インチ 9.5mm厚、7mm厚のハードディスクドライブを追加可能だ。


ハードディスク内蔵モデルは2.5インチの1.0TBのHDDが内蔵されている。


背面には3.5mmイヤホンマイク端子やHDMI端子、SDカードスロット、USB 2.0端子、LAN×2、WAN×1がある。SDカードスロットは写真や動画をTVで観るだけではなく、「クイック転送」ボタンですぐに内蔵HDDに取り込むことができる。USB端子にはHDDやキーボード、マウスの接続が可能だ。


SDカードを挿入するとテレビ画面にはデバイスの検出のダイアログが表示された。honor cubeの背面のクイック転送ボタンを操作するほかに、リモコン操作で転送を開始することも可能だ。

honor cubeは、スマホやデジカメで撮った写真や動画を保存し、テレビやスマホで楽しんだり、パソコンで取り込んだりなどWi-Fiルーターだけではないプラスαの要素が楽しい製品だ。



記事執筆:mi2_303


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