新MacBookに採用された新しいUSB3.1「Type-C」は今のUSB3.0より遅い?その理由と注意点

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先日発売され、人気を博している新型MacBook。このモデルからアップルは外部接続向けのインターフェイスとしてUSB3.1のType-Cを採用した。
2008年に定められたUSB3.0が、ここ1〜2年でパソコンのチップセットに内蔵され、ようやく一般に普及しかかっている状況の中で、それよりも一歩先を行くType-Cを採用したのはアップルらしいやり方と言えるだろう。

Type-Cはコネクターの特徴は、iPhoneなどのLightning端子のようの表裏関係なく着脱可能なので差し間違えが発生しないというメリットがある。そして何より、これまで独自規格がほとんどであったMacが汎用規格であるUSB「Type-C」を採用したことはアップルにとっても大英断であったと思う。ただ、残念なのは、できれば2ポートは欲しかったというところだ。

■新型MacBookのUSB3.1はgen 1であることに注意
そして、さらに注意が必要なのが新型MacBookのUSB3.1はgen 1であるという点。これだと転送速度が最大5.0Gbpsとなる。

現在のUSB3.1は、最大10GbpsのUSB3.1 gen 2が主流となっている。たとえばPC向けの拡張インターフェイスカードであるSUNIXの「USB3.1 Type-A PCI Express 2ポートカード」は、PCI Express 2.0の×2スロットに装着することで最大10Gbpsの高速な転送を実現する。

この速度は現在のSSDのインターフェイス規格であるSerialATA 3(最大6Gbps)よりも高速だ。

  

SUNIXの「USB3.1 Type-A PCI Express 2ポートカード」


新型MacBookでは、1ポートしかUSBポートが存在しないためUSBハブを使ってマウスや外付けストレージといった各周辺機器を接続するという使い方になると思われる。特に外付けのストレージがUSB3.1 gen 2対応だった場合、最大5Gbpsに制限されるということを理解しておく必要がある。

■これからはUSB3.1が主流になって行く
なおUSB3.1自体は、汎用規格なのでパソコン、スマホ、タブレットといった端末すべてで利用可能であるし、「Type-C」コネクターのUSB3.1ケーブルを利用すれば、様々な機器を接続することができる。

そしてあと2年もすれば、新型MacBook以外のMacBook AirやMacBook Proなどにも「Type-C」コネクターが採用される可能性が高い。PCでもチップセットがUSB3.1対応してくることでUSB3.1対応が一気に普及していくと思われる。iOS端末がUSB3.1に対応しても「Type-C」コネクターが搭載されるかは微妙なところだ(おそらくノーだろう)。

いまのうちにUSB3.1対応のケーブル類や周辺機器を購入したとしても、将来的に使えないというようなことには、ならないと思われるので、新型MacBook用にUSB3.1対応機器や「Type-C」コネクターケーブルを購入しておいても、無駄になることはないだろう。


小川夏樹(ITライフハック編集長)