【TrendDoor】苦しめているのは身体だけでなかった“たばこ”
最近は街のどこにでも「歩行喫煙禁止!」「ポイ捨てNO!」と書かれた看板やポスター、地面に埋め込まれたレリーフを見ることができる。屋内禁煙の施設や店舗が増え続けているだけでなく、今年7月からたばこの値段が上がったこともあり、愛煙家にとって辛く厳しい時代はまだまだ続くようだ。
ひるがえって家庭の“大蔵省”にとっては歓迎すべきいい傾向なのだろう。たばこの値段が上がってもおこづかいの金額を変えなければ旦那様は自然と吸う量を控えるようになり結果的に家計が落ち着く。このような流れがすべての家庭に当てはまるとは思えないが、たばこ増税のニュースが発表されるたびに台所でほくそ笑んでいる奥様方は、実はかなり多いのかもしれない。
「たばこ税」とは国たばこ税、地方たばこ税、たばこ特別税と消費税をあわせたもののこと。現在、喫煙者は国や自治体に対して年間2兆円もの貢献をしていることになる。たばこ1箱300円とした場合、税負担の合計は189.17円(63.1%)にもなり、この数字は高負担税物品といわれるものの中で最高水準だ。ちなみにレギュラーガソリン(1リットル)で44.4%、缶ビール(350ml)は43%というから、たばこにかかる税金の割合が非常に高いことがわかる。(数値はJTサイト内より/2006年7月1日現在)
それでも欧米諸国に比べると日本のタバコはまだ安い。デンマークやポルトガルなどはたばこ税率が8割を超えているし、イギリス、フランス、イタリアなども軒並み7割強の税金をとっている。
ということは景気回復の兆しが見えている日本経済といえど、まだまだたばこ税を重要な収入源として考えているのか? 答えは否。その実態は想像と異なる。
先にも述べたとおり、たばこによる税収は約2兆円。しかし喫煙によるコスト(医療費、喫煙を原因とした労働力損失など)は約7兆円超と考えられている。つまりたばこが売れれば税収が増え、国が潤うのかと思いきや実際はまったくその逆で、喫煙者がたばこをやめることで売り上げが減るにもかかわらず、財政面をトータルで考えるとそれは国家への大きな貢献活動になりそうだ。
今回の【TrendDoor】のテーマに「たばこ」を選んだのは、けっして喫煙を奨励したり禁煙を推進する目的ではない。ちなみに筆者はスモーカーであり愛煙家を自負している。テーブルに座って吸い始める前には必ず周囲に確認をするし、風向き(煙の行方)には相当な注意を払っているつもりだ。
しかし、そんなに遠くない将来に、ライターとたばこ分だけポケットが軽くなるだろう。そのときは「自分は国に貢献しているのだ」と、精一杯強がってみることとする。
筒井健二
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ひるがえって家庭の“大蔵省”にとっては歓迎すべきいい傾向なのだろう。たばこの値段が上がってもおこづかいの金額を変えなければ旦那様は自然と吸う量を控えるようになり結果的に家計が落ち着く。このような流れがすべての家庭に当てはまるとは思えないが、たばこ増税のニュースが発表されるたびに台所でほくそ笑んでいる奥様方は、実はかなり多いのかもしれない。
それでも欧米諸国に比べると日本のタバコはまだ安い。デンマークやポルトガルなどはたばこ税率が8割を超えているし、イギリス、フランス、イタリアなども軒並み7割強の税金をとっている。
ということは景気回復の兆しが見えている日本経済といえど、まだまだたばこ税を重要な収入源として考えているのか? 答えは否。その実態は想像と異なる。
先にも述べたとおり、たばこによる税収は約2兆円。しかし喫煙によるコスト(医療費、喫煙を原因とした労働力損失など)は約7兆円超と考えられている。つまりたばこが売れれば税収が増え、国が潤うのかと思いきや実際はまったくその逆で、喫煙者がたばこをやめることで売り上げが減るにもかかわらず、財政面をトータルで考えるとそれは国家への大きな貢献活動になりそうだ。
今回の【TrendDoor】のテーマに「たばこ」を選んだのは、けっして喫煙を奨励したり禁煙を推進する目的ではない。ちなみに筆者はスモーカーであり愛煙家を自負している。テーブルに座って吸い始める前には必ず周囲に確認をするし、風向き(煙の行方)には相当な注意を払っているつもりだ。
しかし、そんなに遠くない将来に、ライターとたばこ分だけポケットが軽くなるだろう。そのときは「自分は国に貢献しているのだ」と、精一杯強がってみることとする。
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